メガバンク が 採用 人数 を 減らす 理由。 銀行は大リストラ時代…採用減り仕事も変わる!【今週のイチ押しニュース】

銀行は大リストラ時代…採用減り仕事も変わる!【今週のイチ押しニュース】

メガバンク が 採用 人数 を 減らす 理由

就活生の間で人気に陰りが出て来たメガバンク。 採用方針を大きく変える銀行も出てきた。 「捨てるときに見てもらえるのです、紙は」 みずほフィナンシャルグループ FG は3月、大手就職情報サイト「マイナビ」を通じて、2019卒向けの7万部を、同サイトに登録している学生に配った。 今どき、紙のパンフレットを就活生が読むのだろうか?との疑問に対し、みずほの採用担当者はそう、念を込める。 パンフレットの表紙には、黒いゴシック体で「 みずほらしくない人に会いたい」と記されている。 ページをめくれば「 私たちは、今の〈みずほ〉をぶっ壊す人を必要としています」「 答えのみえない状態を楽しめる人」など、およそ従来のメガバンクらしくない文言が並ぶ。 「変わらなければ」という決死の思いを込めたパンフレットも、オンライン上だけでは、クリックされなければ終わりだ。 みずほFGをもともと受ける気のある就活生はクリックするだろうが、「受けるつもりのなかった人にも、あえて手にとってもらいたいのです」と、採用グループ担当者は言う。 だから、紙も送るのだ。 みずほFGグローバル人事業務部の日置健太次長は、その意図をこう説明する。 「この2年で、新卒採用の人数を大幅に減らすのは事実ですが、量だけではありません。 採用する人の質(タイプ)も大きく変えるつもりです」 「銀行も脱・銀行しなくては」と話す、みずほFGグローバル人事業務部の日置次長。 撮影:滝川麻衣子 みずほFG内で、興味深い現象があるという。 「行内で、心理学などに基づく資質診断テストを実施すると、実は同じ項目ばかり高く出るのです」(日置さん) 高く出る項目の内訳はこうだ。 協調性・人あたり• 統率力• 課題解決• 状況適応力 決して意図的にこの指標で採用している訳ではないが、他業種と比べて、こうした項目の高い人が「従来の銀行員」に多いという。 確かに、銀行は規制業務。 ライセンスの枠外にある、びっくりするようなオリジナリティーは必要ない。 一方で、圧倒的に少ないのが「創造的思考力」や「変化志向」の高い人。 しかし、ここで日置さんは言う。 「 今やAmazonも金融セクターに参入しようとする時代。 金融のフィールドから社会を変えようと本気で思うなら、銀行も『脱・銀行』していかなくてはならない。 そこで2019卒は、従来の組織にいなかったタイプの人を採りにいかねば、と考えました」 2019卒から、採用段階で新たに意識しているのは次の項目だ。 「創造的思考力」「データへの関心が高い」「変化志向」など、従来の行員とは違ったタイプを採用する。 デジタル、サイエンス、テクノロジーに強い人材を、理系の研究室などにアプローチして割合を増したい。 グローバル人材を増やす。 「(新たなタイプの人材が)例えば100人中5人ではインパクトがないかもしれないが、20人ならインパクトが出る。 均質化した組織を変えていきたい」(日置さん) 面接など採用プロセスを通して、意識して新たなタイプの採用を増やす構えだ。 メガバンクの曲がり角 メガバンクのビジネスモデルは、大きな曲がり角を迎えている。 2017年秋、みずほFGが10年で1万9000人分の業務量削減を発表したのをはじめ、三菱UFJ銀行、三井住友FGと3メガ合算で、数年かけて約3万2000人分の「業務量削減」方針が報じられた。 背景にあるのは、インターネット上で業務の完結するフィンテックの台頭はじめ、人工知能(AI による業務の代行など、技術革新による構造変化の訪れだ。 全国に支店を張り巡らせ、膨大な人手を前提としてきた銀行の業務モデルからの脱却が求められている。 日銀のマイナス金利政策も追いうちをかけている。 金利の低下により、利ザヤの縮小が経営の重しに。 さらにいうと国内市場は人口減少の影響で、この先、規模の拡大は見込めない。 人員規模の縮小で、新卒採用も抑制される。 2019卒は3メガ合算で採用人数3割減と見込まれている。 最も大幅に絞り込むみずほFGでは、2017年卒では1100人程度採用していた窓口業務などを担う一般職を、2019卒では200人にまで絞る。 みずほFGは「女性活躍推進を推進したことで、退職率も低下した結果」とするが、大幅減に変わりはない。 「激変する時代だからこそ銀行」という人材は集まるか(写真はイメージです)。 「かつては銀行と呼ばれていた」 こうした動きも受けてか、2019卒の就活ランキングで、銀行人気は後退している。 採用支援サービスのディスコの「」では、2017年1位だったみずほFGは17位に落ち込んだほか、三井住友銀行も14位(昨年5位)と2メガがトップ10から脱落。 業界トップの三菱UFJ銀行だけが4位(2017年2位)と残った。 「安定した就職先」を求めてやってくる学生の採用は減らしたとしても、ゲームチェンジの今だからこそ、あえて挑戦する人材は欲しい。 変化を希求するのは、みずほFGに限らない。 三井住友銀行も、新卒採用ページで「 かつては、銀行と呼ばれていた」「時代は変わる、銀行も変わる」と、従来型を踏襲しない採用姿勢を強く打ち出している。 新卒採用予定人数は、2017年の800人から2割減だ。 これからの人材育成 さらに今は、採用後こそ問題だ。 今の若手社員は「ここにいては成長できない」と感じたが最後、転職を考え始める。 しかも世は人手不足で、第二新卒(大学卒業後数年内の求職者)は引く手あまただ。 前出のみずほFG、日置さんは言う。 「 以前は、5年から10年かけて、支店を2〜3カ所経験させて、新人を育成してきました。 しかし、今の若手は時間軸が違うと感じています。 これはと思う人材は早い時期から、高度で専門的な業務につけて鍛えるなど、画一的ではない育成を考えています」 かつては、年功序列、終身雇用で安定の象徴とされたメガバンクだが、取り巻く環境は、様変わりしている。 メガ自身がどこまで変われるのか。 それが5年後、10年後の明暗を分けることは間違いなさそうだ。 (文・滝川麻衣子、撮影・今村拓馬).

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【2020年就活】銀行業界が求める新卒人物像とは?【内定人材像】

メガバンク が 採用 人数 を 減らす 理由

そもそもメガバンクとは? メガバンクとは、複数の都市銀行などが合併することで巨大な収益規模を持つ組織になった銀行や銀行グループを指します。 今日では「みずほフィナンシャルグループ」「三井住友フィナンシャルグループ」「三菱UFJフィナンシャルグループ」の3つが三大メガバンクと呼ばれています。 では、それぞれの特徴を見てみましょう。 みずほフィナンシャルグループ 統合以前の前身となる銀行が全て関東地方を地盤とする銀行だったため、関西地方では弱いという特徴が見られます。 しかし、メガバンクで唯一47都道府県に支店があるという強みがあります。 自治体業務が強く、支店数が多いため中小企業や個人取引が多く、他のメガバンクと比べて業務や部署のバランスが取れていて堅実と言えます。 また、宝くじの取り扱いを行っていることも特徴です。 駅前の宝くじ売り場で「みずほ」の名前を見たことがある人が多いかもしれません。 三井住友フィナンシャルグループ 三井住友銀行は、住友グループの住友銀行が財閥の枠を超えて合併して設立されました。 そのため本店は東京にありますが首都圏を中心にサービスを展開しています。 他のメガバンクに先駆け中小企業向けビジネスローンを開拓するなど投資業務に強いという特徴を持っています。 三菱UFJフィナンシャルグループ 三菱UFJフィナンシャルグループは、東京三菱銀行、三和銀行、東海銀行が統合されて設立されたため、首都圏、京阪神圏、名古屋圏の三大都市圏を営業地盤に持っています。 他のメガバンクに比べ、海外への貸し付けや外貨の受け入れなど国際業務に強いという特徴があります。 グローバル化している現代において、グローバルな視点で働きたいという人に向いていると言えますね。 新卒就職人気ランキング 2018年3月卒業予定の学生を対象に調査した「2018年卒 新卒就職人気企業ランキング」です。 「仕事の魅力」「会社の魅力」「雇用の魅力」「社会的責任の魅力」「採用活動の魅力」の5つの視点から人気度を測っています。 グローバルな事業を展開していることが上位の理由かもしれません。 国内外の様々な拠点で働きたいと思う学生が増えてきました。 一方、2017年は10位内にランクインしていたメガバンクですが、2018年には三菱東京UFJ銀行を除いてランク外となってしまいました。 その理由を探っていきます。 人気急落の理由は? かつては給与水準が高く、一度就職してしまえば定年まで「安定」した生活が望めるとされてきました。 しかし、リストラや新卒社員採用を半数にするなど労働環境が悪化しています。 また、AIの発達や機械化・自動化により、以前は人の手によって行われていた銀行窓口などの業務がとって代わられてしまう可能性があります。 そのため、より専門的な知識や技術が求められるようになり、優秀な人材が必要になってくるかもしれません。

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メガバンク、新卒採用3分の1報道に見る真実

メガバンク が 採用 人数 を 減らす 理由

かつては規模を張り合ったメガバンクが、いまや縮小を競い合っているかのようだ。 業績の先行きが不透明ななか、3メガは新卒採用減や拠点の統廃合、業務のIT化や効率化を急ぎ、人員削減を進めている。 三菱UFJ銀行は2020年度の新卒採用数を今年4月の入行者数に比べて約45%減らすほか、三井住友銀行は約1割減、みずほフィナンシャルグループは約2割減となる。 3メガの採用数はリーマン・ショック以降最少を更新する。 現在放送中のドラマ「集団左遷!!」は廃止間近の銀行支店が舞台だが、現実の世界も厳しい。 三菱UFJ銀は23年度末に店舗を約180店削減する計画で、17年度末時点の35%に相当する。 従来は約100店を減らす予定だったが、上積みする。 みずほは24年度末までに130拠点を減らす方針だ。 ネットバンキングの利用が広がるなか、各行は店舗を少ない行員で運営する次世代型に転換するほか、単純な事務処理は機械に置き換えるなどして、人手による作業を減らす。 そうなると、新卒抑制や自然減による人員削減も進む。 三菱UFJが23年度までに6000人減、三井住友は19年度末までに4000人減、みずほは26年度末までにグループで1万9000人減の方針だったが、前倒しを視野に入れる。 銀行業界は超低金利が続いて貸し出しの利ざやが減り、収益が圧迫されている。 メガバンクは海外事業に活路を見いだしているが、米中貿易戦争もあって不透明感も広がるなか、コスト削減が共通課題だ。

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