地球 一周 の 長 さ。 地球一周の距離は?何キロあるの?その意外な導き出しかたとは!

地球1周の距離は何キロ?徒歩でかかる時間は?|白丸くん

地球 一周 の 長 さ

にて撮影された写真『』 ・別名 : Terra、: Earth 分類 と性質 :2014年5月23. 5 平均 距離 q 1. 24 219 040 2 日() 平均 29. 3008 平均 5514 11. 367 23. 0日) 表面 最低 平均 最高 184 288 K 333 K 約46億年 の性質 101. にあるの1つ。 から3番目に近く、表面に、空気中にを大量に蓄え、多様なが生存することを特徴とする惑星である。 に浮かぶ地球。 地球とはが住んでいる天体、つまり人類の足元にある天体のことである。 「」という字・概念と「球」という字・概念でそれを表現している。 英語 Earth やラテン語 Tellus, Terra など他の言語でも多くは「大地」を表す語が当てられている。 において、この星を呼ぶ名である「地球」という単語は、由来である。 中国語の「地球」はの ()期に初めて見られ、イタリア人宣教師(1552年-1610年)の『』がこの単語が使用された最初期の資料である。 後期に西洋の近代科学が中国に入ってくると、が中国の人々によって次第に受け入れられるようになり、「地球」(または地毬)という単語が広く使われるようになった。 当時の新聞の創刊号には「地球説」に関する文章が掲載されている。 日本では、頃にこの漢語が輸入され、頃のやに、使用例がある。 から期には、庶民も使うほどに定着した。 地球は太陽系の惑星の一つである。 その形は、ほぼで、のは6378ほどで、は6357km。 (より精度の高い数字については後述の「物理的性質」の項を参照のこと)その運動に着目すると、365日強で太陽の周囲を一周し、24時間で1回 しており 、太陽からの平均距離は1億4960万km。 その内部は大まかに、、核の3部分から成っている。 地球全体の平均密度は1cm 3当たり5. 514gである。 表面はに覆われている。 によるのと 、によって持ち帰られたの岩石分析から 、地球は誕生してから約46億年経過していると推定される。 太陽系の年齢もまた隕石の年代測定に依拠するので、地球は太陽系の誕生とほぼ同時に形成されたとしてよい。 10個程度の火星サイズのの衝突合体によって形成されたと考えられている。 太陽系内の惑星としては、太陽から2内の位置に存在し、質外層とを主成分とする中心核を持つ「」に分類され 、太陽系の地球型惑星の中で大きさ、質量、密度ともに最大のものである。 組成は地表面からの深さによって異なる。 地殻に存在するは、(質量比49. この元素別質量百分率はとして纏められている。 ほとんどはなど金属酸化物の形で存在する。 対照的に、中心部分は鉄やが主体である。 地表面の71. 大気の組成は高度によって変化する。 地球の運動 [ ] 公転 [ ] 円に近い形のを描いての周りを1. 0000に1回し、また0. 9973 に1回している。 から見て、自転、公転ともに反時計回りである。 この楕円の形は10万年ほどの周期で変化することが天文学者の研究でわかっている。 楕円のは0. 0167 である。 1とは太陽がから春分点まで一巡りする時間、すなわちが一巡する時間をいい、 365. 242 190 402 である。 地球の歳差により春分点が移動するため、1太陽年は、恒星が動かないものとして見た時に地球が太陽の周りを一周する時間として定義される1年()より短い。 1恒星年は 365. 256 363 004日である。 自転 [ ] 地球の自転を再現した動画。 地球がして元の位置に戻るのに要する時間を「自転周期」といい、2種類ある。 一つは 恒星に対してのもので、これをという。 正確には、がしてから次に南中するまでの時間をいう。 恒星日は、平均として23時間56分4. 0905秒である。 もう一つは、 太陽に対してのもので、これを LOD という。 厳密には上を等速運動するとした仮想太陽()が、してから次に南中するまでの時間をいう。 日常生活においては、平均太陽日の方が重要であり、時間の単位(における位置づけ)又は暦の単位 である「」はこれに基づいている。 LODの長さは一定ではなく、日々変動している()。 これに対して、時間の単位としての日は正確に86400秒である。 1太陽年や1恒星年を表現するのに用いられる1日は、太陽系天体の位置計算における時刻引数として使用される力学時 Dynamical Time における1日であるが、1平均太陽日と考えても特に問題はない。 平均太陽日は、6億年前には約22時間相当であり、その時点での1年は約400日相当であったと推測されている。 また、地球誕生直後の1年は2000日相当と推測されている。 このようにかつて早かった自転速度は徐々に遅くなっている。 これは、月や太陽の引力によって起こるで動く海水が自転運動よりも遅く、摩擦抵抗として作用するためである。 10億年後には地球自転は31時間になると試算されている。 ただし、短期的(50年 - 100年程度という意味)には必ずしも長くなっているわけではなく、この30年間では短くなっている。 地球の自転と一日の長さ LOD の詳細については、「」、を参照のこと。 赤道面の傾き [ ] 地球の面は公転面に対して約23度26分傾いている。 この傾きは自転軸の傾きでもある。 季節変化の主な要因としてと自転軸の傾きが考えられるが、地球の場合、自転軸の傾きが効いている。 軌道離心率が0. 0167ということは、太陽に最も接近したとき(通過)と太陽から最も遠ざかったとき(遠日点通過)で、太陽約3. 6個分距離が違うことを意味している(0. 01が太陽直径程度である)。 太陽に最も接近するのは前後、最も離れるのは前後である。 離心率や自転軸の傾斜は、などの引力の影響により数万年周期で変動している(を参照)。 地球の赤道の傾きは、22 - 24度の範囲をおよそ4万1000年の周期で変化している。 物理的性質 [ ] 大きさ、質量、密度 [ ] 地球の中心から地表までの高さを示した図。 地球は完全な球形ではなく、赤道付近が膨れたをしている。 地球楕円体(準拠楕円体)の大きさ [ ] 地球の形や大きさは、その使用目的によって必ずしも一意ではない。 やを作成するときの基準(これをと呼ぶ。 )としての地球を考えるとき、を想定する。 この回転楕円体を特にという。 様々な地球楕円体のうち、個々のが準拠すべき地球楕円体を特にと呼ぶ。 日本だけでなく国際的にもっともよく使われている準拠楕円体は楕円体と呼ばれているものであり、したがって地球の形・大きさとして最もよく引用されている。 257 222 101のである。 31 4 m(の定義からの誘導値)である。 68 6 m 大きい。 実測による大きさ [ ] 前項の値は、を定義する場合の地球の大きさである。 実際に観測される地球の大きさとしては、が次の値を最良推定値として採用している。 1 m( TT 準拠によるもの) この値は楕円体と比べて、0. 4 m ほど小さい。 1 m (赤道半径、扁平率からの誘導値) この値は、楕円体と比べて、0. 4 m ほど小さい。 ジオイドの大きさ [ ] 現実の地球の形状をもっと詳細に考えるとき、平均的なを大陸にも延長した仮想的な形状()を想定する。 ジオイドは回転楕円体に近いとはいえ、地球内部の物質の分布が均一でないため、ずれが生じる。 では、地球楕円体とジオイドの違いをジオイドの高さと表現する。 なお、地球表面は、天体間の引力、特に月によるによるによって、常に数センチから数十センチの伸縮があることに注意する必要がある。 質量・密度など [ ] 、、地球、の比較図。 と地心重力定数から計算される。 これはの5. 5倍、の2倍、の0. 7倍程度に相当する。 地球は太陽系で最も密度の高い惑星である。 逆に、一番密度が低いのはである。 やの密度は地球に近い。 地球を構成する物質の種類と分布を探るには、地球内部での圧力上昇によって圧縮される程度を考慮して、1気圧下の密度に直す必要がある。 地球以外の惑星の内部構造は観測データがないのでに依存するが、モデルによる補正平均密度の違いはそれほど大きくない。 これら補正された平均密度の違いはの含有量の違いを反映している。 一見、金属量は太陽から離れるにしたがって減少するように見えるが、その理由はわかっていない。 「」も参照 地球楕円体の測定の歴史 [ ] 近代的なにより最初に計算された地球楕円体は、が1738年に公表した、内のにおける長の測量結果によるもの であり、この測量結果と別途実施されていたフランスでの測量結果との突合により地球は扁球状であると結論づけているが、測量誤差の影響のため現代の値より扁平率が大きく見積もられている。 現代の値に相当程度近い結果で初期のものとしては、によるインド地方の子午線弧長測量によるもので、1830年に公表された。 構造 [ ] 地球の断面構造。 、相、性質から分類。 以下に、地表からの距離に応じた領域の名称を示す。 境界の高度(深度)に幅があるのは、位置又は時間によって境界が変化するためである。 80・90 km - 10地球半径 -- 外圏。 概ね500km以下が地球である。 80・90 - 1,000 km -- 上層大気。。 10 - 80・90 km -- 中層大気。 50 - 80・90 km --• 17 - 50 km --。 がある。 0 - 17 km -- 下層大気。。 0 km -- 地表• 0 - 150 km --• 0 - 30・35 km --• 6・35 - 2,891 km --• 6・35 - 670 km -- 上部マントル• 670 - 2,891 km -- 下部マントル• 2,891 - 6,371 km --• 2,891 - 5,151 km —• 5,151 - 6,371 km — 地球内部の構造は地表面での観測で得るしかない。 その中で最も優れた方法はの分析である。 地震波解析によると、地球は外側から、岩石質の、岩石質の粘弾性体であるマントル、金属質流体の外核、金属質固体の内核という大構造に分けられる。 岩石質とはいっても、地殻とマントルでは化学組成が違う。 外核と内核も金属質とはいうが、若干化学組成が異なると推定されている。 上部マントルには、地表面からの深さ100km付近に、地震波が低速になる層(、)がある。 この層は部分的に溶融していると考えられ、上部の相対的に冷たく硬い層とは物理的に区別される。 アセノスフェアの上にあり、上部マントルの一部と地殻とから成るこの層を()という。 岩石圏は10数枚のと呼ばれる板に分かれている。 プレートには2種類ある。 大陸を含む大陸プレートと、海洋地域のみを含む海洋プレートである。 海洋プレートはで生産され、に運ばれて中央海嶺から離れる。 その間にも中央海嶺では次々にプレートが生産されるので、海洋底が拡大する。 大陸プレートは海洋プレートより相対的に軽いため、海洋プレートが大陸プレートとぶつかるとその境界でマントル中に沈み込み、のような沈み込み帯を造る。 海洋プレートには海溝を伴うものと伴わないものとがあるが、これは海洋底拡大の期間の違いによると考えられる。 海溝があるものは、海洋底拡大が始まってから年月が経っている。 前記のように、プレートはマントル対流によって運ばれる。 海溝を伴う海洋プレートはそうでないものより拡大速度が速い。 これは、マントル対流の他に、沈み込んだプレートに引っ張られる効果が加わるためとされている。 海洋底の年代は、によるによると2億年以内である。 これは海洋プレートがこの程度の期間を経た後、地球内部に潜り込んでしまうためである。 これに対して、大陸プレートは大部分が現代から30億年前までの間に形成されており、地球の歴史を通じて形成・成長してきたものと考えられている。 特に古いものはとも呼ばれ、最も古い部分は約44億年前に形成された。 核 [ ] 詳細は「」を参照 中心核、コアとも言う。 外核と内核に分かれ、液相の外核の半径は3480km、固相の内核の半径は1220kmである。 内核は、地球内部の冷却に伴い、外核の鉄とニッケルが・沈降してできたとされており、現在でも成長が続いていると考えられている。 ただし、内核の環境である320万気圧では金属鉄はその性質上固相を取るためともされる。 地球中心部の圧力は約400万気圧、温度は物質組成と過程に依存するため正確にはわからないが、約5000 - 8000Kと推定されている。 や地球自転などに起因する外核の金属流体の動きによって電流が生じ、この電流により磁場が生じると考えられている。 これがである。 このように地球の力学的な運動と結びついた磁場発生・維持機構を、ダイナモ機構という。 マントル全体の化学組成は、必ずしもわかっているわけではない。 上部マントルは、または仮想的な岩石であるから成るとする考えが主流であるが、下部マントルについては輝石に近い組成であるとする説もあり、定まっていない。 マントルは核によって暖められ、また自らの内部にも熱源を持つ。 そのため固相のマントルはゆっくりと対流()をしながら熱を地殻に運んでいる。 地殻に近い位置ではこのマントル対流は起こらず、地殻と一体化するようなふるまいをしておりという水平運動を起こす。 マントルの動きは解明しきれず不明瞭な点が多い。 深発地震が700kmより深いところではほとんど起こらない点から、対流運動が二層で独立している説も提唱されている一方で、観測技術の向上に伴い、従来の定説では地震が起こらないと考えられてきた深さ900km付近 でも地震が起きていることが判明したほか、岩石圏の沈み込みが核付近まで起こっているとの報告もあり、的トモグラフィー法などにて構造推定が行われている。 地殻との境には地震波速度が不連続に変化する層があり、(モホ面)という。 地殻 [ ] 太平洋上(軌道から見られる)の層積雲 地球を取り囲むはを20. は海面上を1気圧と定義され、上空に行くほど低くなる。 水循環を担いほとんどのが生じるは、上空になるにつれ温度と大気密度は低下する。 しかし約17kmを境に水蒸気が凝結を起こす領域()に入り、これより上空は非常にしたとなる。 また、水が無い環境のためによってからオゾンが作られる領域()が20-50km付近に広がる。 これが太陽紫外線の短波長を吸収し、地表の生命を護る役目と成層圏を暖める機能を持つ。 また、成層圏は水を拡散させないため、地表の水が宇宙空間に拡散し失われることを防ぐ機能を持つ。 上空90kmの成層圏上域からは高度につれて温度が下がるに入り、ここからはに当たる。 温度低下は上空90kmで再び上昇を始め、この領域はと呼ばれる。 磁気圏 [ ] 地球の生命 地球は21世紀初頭において、知られている中で唯一(生命体)の確認されている天体である。 生命は地表だけではなく、地下10km程度から上空100kmに至る広い範囲に存在する。 大気の組成(酸素の濃度)はによって維持されている。 (例えば水が液体として存在できるような)生命に必須と思われる環境が成立している天文学的領域をと呼ぶ。 地球は、このハビタブルゾーンの中に存在している星である。 や植物、といった生物が住む領域全体をと呼ぶ。 生物圏全体を一つの巨大な生命体と見なすもある。 人類の活動が惑星地球、特に生物圏へ与える影響は大きく、悲観的な意見も少なくない。 地球を地殻、海洋や大気などのの集合体として捉え、これらシステム相互の、循環によって地球という惑星を捉える考え方もある。 このような捉え方では、人類が狩猟採集の生活様式を取り、自然界の一要素として存在している間は、人類を生物圏というシステム内部の要素として考えておけばよいとする。 しかし人類が農耕など自らのために環境を改変するようになった時点で、という新しいシステムが地球に誕生したとみなし、新システムと既存のシステムとの相互作用によって地球表層環境が定まるという見方をする。 このような見方に立つと、現在の地球は新しいシステムが誕生し、システム相互の新たな均衡に向かって変化しつつある時代に入ったということもできるのである。 「」も参照 太陽系惑星のほとんどはを伴っている。 しかし、地球の月は惑星に対する直径の比率が4分の1強、質量比では81分の1と、後者を見れば小さいように思えるが、惑星に限ればこれに次ぐものは-系の800分の1であり、これを超えるものはである-系の7分の1だけである。 月の起源についてはさまざまな説が提案されているが、多くの支持を集めているものはである。 月の公転軌道は地球半径の約60倍であり、毎年約3cmずつ遠ざかっている。 地球と月は互いに重力の影響を与え合うが働いて変形し、長軸方向を向ける。 このため誕生から長い期間をかけ、月は常に長軸方向の面を地球に向けるようになった。 しかし地球は相対的に大きいため変形に時間がかかり、自転によって長軸方向が月の公転方向よりも先を向くようになる。 すると地球自転のが月の公転へ輸送され、加速された月はで遠ざかり、対して地球の自転は遅くなる。 この輸送は地球自転と月の公転が一致するまで続き、約100億年後には月軌道が地球半径の約85倍になったところで止まると考えられ、地球と月は常に同じ面を向け合うようになる。 惑星に対して大きな衛星が存在する事は、地球の自転軸を安定させる。 潮汐力で結びついた地球と月は一つの角運動系である。 すると、地球は月軌道までを含めた大きなと扱え、回転軸は非常に安定したものになる。 自転軸の変動は、地球では3度程のゆれに収まるが、金星や火星では数十度の変動が起こると考えられる。 自転軸変動の大きさにつれて惑星気候への影響も大きくなるため、地球のように大きな衛星を持つ事が惑星環境を穏やかにする働きを持ち、生命進化を可能とする必要条件の一つとする意見もある。 地球の恒常的な自然衛星は月のみである。 しかし、地球は近くに接近したを捕獲し、一時的な衛星とする場合があり、そのような小惑星は常時50個ほどあるとするシミュレーションもある。 実際の観測例は、2006年9月から2007年6月までの間に地球を3回周回した、直径3mから6mのがある。 地理 [ ] 陸地の一例。 人工が立ち並ぶ() 地熱 [ ] 地球は内部に地熱を持ち、約44. 2兆の熱を宇宙空間に放出している。 この熱源は2つが考えられる。 1つは内部に存在するが放つ崩壊熱であり、主に・・である。 もう1つは溶けた地球内部で重いものが沈んでゆく際に生じるである。 科学研究センターのチームは放射性元素の影響を測定した。 地殻に存在するウランとトリウムが生じる崩壊熱は7兆ワット、地球全体でカリウムが生じる崩壊熱は4兆ワットと計算されている。 また地球の核に放射性元素はほとんど無いと考えられているため、マントル中のウランとトリウム崩壊熱が判れば全体を推計できる。 東北大学は元素崩壊の際に生じるを観測装置で測定し、地殻発生のものを除いた個数からマントルでの崩壊熱量を10兆ワットと試算した。 この結果から、放射性元素の崩壊がほぼ半分の21兆ワット、残りの半分が位置エネルギーによるものとの結論を得た。 地球の歴史 [ ] 形成 [ ] 詳細は「」および「」を参照 地球の形成は、(『天界の一般的自然史と理論』)や(『宇宙体系解説』)の を皮切りに太陽系形成説の一環としてさまざまな考えが提示されている。 現在最も有力な説は、でガスや宇宙塵が膠着してが形成され、さらにこれらが衝突を繰り返しながら成長しを経て惑星が形成されたというモデルである。 誕生直後の地球は衝突エネルギーで暖められ、マグマの海と呼ばれる溶岩が一面に広がる状態、いわゆる「火の玉地球」状態だったと考えられている。 分化 [ ] 地球は構成物質などから、複数の「圏」に分けられる。 誕生時には混在していたこれらが段階的に分かれ、地球システムが確立した。 最初に、衝突する微惑星から脱ガスが起こり、原始大気が形成された。 その主な成分は水蒸気とである。 衝突エネルギーの宇宙放出が続き、45億年前には地球温度は下がった。 そのため水蒸気が凝縮して地上に降り注いで海が形成され、同時に原始的な地殻が分離した。 大陸の形成は40億年以上前には始まった。 当初は島程度の大陸だったが、これによりは中和され、大気中のが海水に吸収され始めた。 温室効果が抑えられ、地球は液体の水が広く表面を覆う惑星となった。 39億年前頃には微惑星の衝突も収まり始め、地球環境の変動も激しいものではなくなった。 コアとマントルの分化が起こった時期ははっきりしていないが、38億年前に形成された地球最古の岩石は枕状溶岩であり、残留磁気が観測されたことからこの時には既に海と地球磁場が存在していた。 プレートテクトニクスは少なくとも27億年前には造山活動を行うまで稼動していた。 光合成生物の大量発生は20億年前頃であり、その活動は大気成分中に酸素を蓄積させ 、成層圏にオゾン層が作られた。 これによって生物は浅い海や陸上への進出が可能となった。 主に植物生命は死後に炭化して蓄積され、大気成分から二酸化炭素を減少させつつ酸素比率を増す作用を及ぼし、地球大気の組成を変化させた。 これ以降、地球上には生物が繁殖し、生物圏が海洋から分化して陸上にまで進出した。 さらに現代までには「人間圏」と言える全体に影響を及ぼす物質圏が分化したとも言えるが、これが安定したものと言えるか否かの判断はついていない。 地球システム [ ] 複数の物質圏に分化した地球は(「人間圏」を除き)相互作用を及ぼしながら安定しており、これを取り扱う学問を「」と言う。 地球のシステムを動かす動力源は、地球内部の熱エネルギー(惑星形成時の重力エネルギーと放射性元素の崩壊による原子力エネルギー)と太陽から注ぐ光エネルギーである。 これに、地球の自転や公転、および周辺の天体からも影響を受ける。 地球の内部熱は外核の対流を起こし、ダイナモ運動から磁場が生じる。 これは地表を突きぬけ宇宙空間に広がり、太陽風を防ぐ。 このため地球大気は水素など軽い元素が宇宙空間に逃れることを防いでいる。 一方でこの熱はマントル対流を起こし、これが地殻のプレート運動や造山活動につながり海と陸を形成している。 この陸では雨に溶け込んだ二酸化炭素と珪素酸化物と結びつき、炭酸塩となって流れ込んだ海底に沈殿して石灰岩となる。 これはプレート運動で移動し、一部はマントル内に回収されてゆき、火山活動でふたたび地上に供給されるという炭素循環システムを司る。 この炭酸循環はある程度の広さを持った陸地、すなわち大陸が必要になる。 光エネルギーが直接及ぼす影響には、地表のさまざまなや現象や、の基礎になる光合成生物の生育に関わる点が挙げられる。 地表の熱は赤外線放射や水の潜熱や顕熱の形で大気に渡るが、一方の大気や雲も赤外線で地表を暖める。 このような熱交換が地表で行われる一方、ほとんどの比率が大気から、一部は雲・地表から赤外線放射によって熱は宇宙に逃れ、全体として熱収支はバランスする。 この太陽光は緯度によって異なり、また地軸の傾きから季節でも変化する。 これに地球の自転効果()も影響し、やなどの大気循環やを起こす。 将来 [ ] 詳細は「」を参照 現在の地球は、海に覆われ自然も豊かではある。 しかし今後数十億年の間には、巨大隕石の衝突、あるいは大陸移動に伴う火山活動や気候変動などによるが起きる可能性もある。 上の様な急激な変動以外にも、緩慢な変化も予想されている。 地球は火星よりも大きく重力が大きかったため、また金星よりも太陽から適度に遠かったため惑星形成時の大気、特に水が散逸せず残されたが、長期的には宇宙空間への大気流出が地殻気象に影響を及ぼすと見込まれる。 地球磁場は太陽風が大気を持ち去る現象(スパッタリング)を防ぎ、熱のバランスが程よく取れているため大気がまとまって加熱流出する現象(ハイドロダイナミックエスケープ)も現在ではほとんど無い。 しかし低気圧下では分子単位の運動によって水素が脱出速度を超える現象(ジーンズエスケープ)や、荷電粒子が磁場に沿って脱出する現象などがある。 現在、地球からは1秒当たり水素は3kg、ヘリウムは50gずつ宇宙へ散逸している。 これが続き、約30億年後(学者によっては約10億年後 や約20億年後 )には地球の水分はかなり減少し、水循環は両極域に限定されると考えられている。 地球像の変遷 [ ] 球体の地球 [ ] 太古のが認識するは自らが体験する環境に限られ、緒事物の根源を説くにある数々の創世物語の根拠はせいぜい身近な現象からの類推に限られていた。 人類が住む大地の認識は、中国、インド、バビロニアなどほとんどが平面を想定していた。 そのような中、地球を球体と捉える特殊な概念を成立させた歴史に残る最古の例は古代ギリシアであり、を嚆矢としが天動説体系での宇宙像を創り上げた。 さらにローマのは各惑星の相互運動を理論化し、天文モデルを構築した。 地球が球体という概念はギリシア哲学や数学同様、が思想の中心を占めた中世のヨーロッパには伝わらなかったとしばしば言われる が、それは近代以降に生まれた伝説であり、実際には中世にも引き続き地球球体説が支配的であった。 を参照。 キリスト教的世界観であるを纏めたが著作『』にて、球体地球を前提としたに住む人々の存在を「根拠が無い」(16章-9)と否定してを採った と言われるがこれも実際には『神の国』中に地球球体説を否定する記述はない。 を参照。 一方、8-9世紀のイスラム世界はギリシア・ローマの知識習得に組織的に努め、多くのギリシア語文献をアラビア語へ翻訳し、のような後継者も生んだ。 地理学分野でもがプトレマイオスの地図を改良するなど、を補強・強化した。 地球全容の把握 [ ] が1569年に作成したの地図。 を迎えたヨーロッパ人は東西に向かい、1488年にがを廻ってが内海でないことを知らしめ 、1492年にがアメリカ大陸を発見し、そして1522年にの一行がを成し遂げた。 こうして16世紀には地表のほぼ全域についての知識が揃った。 そして1539年、が『』を発表してを唱える と、 や が理論を補完し、地球は宇宙の中心の座を太陽に譲り渡し、惑星のひとつと認識されるようになった。 次に疑問となったのは、地球が真球か否かという点だった。 やは南北に縦長な球()との立場を取ったが、は、をから赤道付近へ持ってゆくと遅くなるというによる報告から推測し、地球は南北方向がややつぶれた楕円球()だと考えた。 この問題はジョヴァンニの子息(縦長派)と(横長派)がを舞台にした論争の主題となり、の指示で実測が行われることになった。 1736年から10年間をかけた観測では、()の差1当たりの長がよりも約1km長いことが判明し、地球は南北側が短いことが明らかとなった。 論争に敗れたジャックだが、後に孫の代まで続いたの測定は地球のを知らしめ、制定に寄与した。 「」および「」を参照 19世紀には新しい元素の発見が相次ぎ、さらに光から元素を推定できるが発明された。 太陽光の分光から太陽には未知の元素「」がある可能性が示唆されていたが、1895年にがウラン鉱石から新しい元素を発見し、これがヘリウムであると同定した。 この結論は、アリストテレス以来の第五元素()説を葬り去り、地球も太陽も同じ物質から作られているということを証明した。 20世紀初頭にが提唱したでは、なぜその運動が起こるかを説明できなかった。 しかしで発達したを使用する技術を用いた海底地形の調査を通じて大西洋の中央海嶺が発見され、さらにそこから両側に海洋底が広がっていることが判明した。 この発見を皮切りに様々な証拠が集められ、重力計測による大陸地殻と海洋地殻の存在、計測による核とマントルの存在が明らかとなり 、1960年代中ごろにマントル対流と地殻のさまざまな運動が理論的に構築され、の概念が生まれた。 これは1980年代頃までには大枠が出来上がり、さらにによるマントル構造の解析(マントルトモグラフィー)や対流状況とプレートの関連を解析()などへ研究段階は発展した。 地球を見る眼 [ ] 「」 1957年の初のの軌道投入 以来、地球を宇宙空間の衛星軌道上から観測する手法が発達した。 1961年、がのを成功させ、全球写真は1968年にが撮影したものが公開された。 宇宙から地球を観察分析する手法は多方面に渡って行われ、大気や気象、植生、海流や海水温度などの水状況、オゾンホールなど地球理解に寄与している。 プレートの移動や沈み込み観測にはが利用されている。 による太陽系の他の惑星探査は、地質学中心のからそしてへと地球理解の手法を発展させた。 地球地殻上に存在する最古の地質は38億年前のものまでだったが、月を始めとする天体の詳細な分析は太陽系そして地球起源に関する情報を与えた。 また、手段を取る地質学では得られない比較対象をもたらし、地球理解の深耕にも寄与した。 また、地殻を掘り進む研究も進んだ。 を貫通し資料を得ようとする活動は1950年代からあり、1975年からは国際深海掘削計画が進め、2004年には () IODP が調印された。 ここに日本での建造が進んでいた「」が投入され、2012年のマントル到達を目標にしている。 78—79. David R. Williams. 2010年10月30日時点のよりアーカイブ。 2014年6月28日閲覧。 International Earth Rotation and Reference Systems Service IERS. 2012年11月3日時点のよりアーカイブ。 2014年6月28日閲覧。 による定義値• 理科年表 2014年版 天文部 p. 国際層序委員会 ICS 閲覧2015-05-25• 1706. 2009年2月28日時点の [ ]よりアーカイブ。 2010年4月24日閲覧。 黄河清 2005年5月26日. 中華网. 2016年8月25日時点の [ ]よりアーカイブ。 2016年8月20日閲覧。 黄河清. 華語橋. 2017年1月12日時点のよりアーカイブ。 2017年9月7日閲覧。 《答強弱論》• 《出使四国日記・光緒十六年十一月二十五日》• 曹一 2010. 由清代筆記看西方地圓説在中国傳播困難之原因. 広西民族大学学報 自然科学版. 40-44• 鄔国義 2012. 《申報》初創:《地球説》的作者究竟是誰?. 華東師範大学学報• 小関武史「」『一橋法学』第3巻第3号、、2004年、 1001-1012頁、 :、 2020年1月2日閲覧。 陳力衛「」『比較日本学教育研究センター研究年報』第8巻、2012年、 217-222頁、 2017年9月7日閲覧。 天文 17項. 2020年1月2日閲覧。 1956年、アメリカのパターソン Patterson C. によって、隕石中の鉛の同位体元素の測定(池谷仙之・北里洋著『地球生物学 —地球と生命の進化—』)東京大学出版会 2004年 32ページ。 1969年、アポロ11号が持ち帰った月の石の最も古い放射年代値(池谷仙之・北里洋著『地球生物学 —地球と生命の進化—』)東京大学出版会 2004年 32ページ• 「徹底図解 宇宙のしくみ」、、2006年、p. 金属の科学 1. 金属とは」『金属のおはなし』、2008年(初刷2006年)、第一版第四刷、11—35。 「天文学入門 星とは何か」、、p. 「天文学入門 星とは何か」、、p. 2015年8月8日 - 1. 5 Body Constants: Equatorial radius for Earth なお、この数値の詳細は、 2016年8月26日 - を参照のこと。 2015年8月8日 - 3 Other Constants Earth, reciprocal of flattening IERS 2010• 2012年11月3日時点のよりアーカイブ。 2012年6月3日閲覧。 Maupertuis, P. 1738 : , De l'Imprimerie Royale, Paris• レイ、T. ウォレス『地震学 上巻』柳谷俊訳、、2002年。 福岡正人. 地球資源論研究室. 大学院総合科学研究科. 2010年3月30日時点の [ ]よりアーカイブ。 2010年4月18日閲覧。 2015年12月22日, at the. 福岡正人. 地球資源論研究室. 広島大学大学院総合科学研究科. 2010年5月12日時点の [ ]よりアーカイブ。 2010年4月18日閲覧。 福岡正人. 地球資源論研究室. 広島大学大学院総合科学研究科. 2009年5月23日時点の [ ]よりアーカイブ。 2010年4月18日閲覧。 ほか『岩波講座地球惑星科学 1 地球惑星科学入門』、1996年。 2013年2月10日時点のよりアーカイブ。 2013年2月8日閲覧。 2015年2月6日時点のよりアーカイブ。 2013年2月8日閲覧。 理科年表2014年版 地学部 p. 583. 教育学部地学教室. 2009年7月30日時点の [ ]よりアーカイブ。 2010年4月24日閲覧。 2014年1月11日 - 、2013年12月13日、2014年2月27日観覧 [ ]• 2013年7月6日 - 、2013年7月2日、7月6日観覧 [ ]• 発行者:田口恒雄「惑星の顔を決める大気流出」『別冊 日経サイエンス 見えてきた太陽系の起源と進化』、2009年、134—142。 大林太良ほか『世界神話事典』、2005年、48頁。 森毅『数学の歴史』、1994年(初版1988年)、第十二刷、54頁。 『聖書vs. 世界史』〈〉、1996年、54—55。 『コロンブス』〈〉、1979年、86頁。 『化学の歴史』〈〉、2010年(初版:河出書房1967年)、23, 172—173, 179。 国立大学附属研究所・センター長会議. 2013年6月20日時点のよりアーカイブ。 2010年5月4日閲覧。 参考文献 [ ]• オレイニコフ『地球時計』金光不二夫訳、〈〉、1977年。 松井孝典『惑星科学入門』講談社〈〉、1996年。 『宇宙像の変遷』講談社〈講談社学術文庫〉、1996年。 ほか『地球の内部で何が起こっているのか? 』〈〉、2005年。 『みるみる理解できる太陽と惑星 : 最新の太陽系像を徹底紹介! 冥王星はなぜ「惑星」から「準惑星」に? 』監修、〈ニュートンムック 別冊〉、2009年、新訂版。 、『一億個の地球』〈岩波 科学ライブラリー〉、1999年。 編集長:「2011年10月号、雑誌07047-10」、、2011年。 関連項目 [ ] で 「 地球」に関する情報が検索できます。 ウィクショナリーの ウィキブックスの ウィキクォートの ウィキソースの コモンズで() ウィキニュースの ウィキバーシティの• (地学) - 、• 外部リンク [ ]• (英語) - 「地球の構造」の項目。

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地球表面の直線距離の出し方

地球 一周 の 長 さ

地球一周の距離は? 冒頭でもお話しましたが、 地球は丸いのですが、正確な丸ではありません。 赤道の長さが、 北極と南極を通る長さよりも少しだけ長いのです。 ですので、現在わかっている 地球一周分の距離は二つあることになります。 ひとつは、 赤道の長さ、もうひとつは、 北極と南極の2点を通る長さです。 地球のお腹まわりともいえる赤道の距離は、 40,075kmになります。 そして、 赤道を横と捉えると、 縦に一周する北極と南極の2点を通る距離は、 40,009kmとなり、 赤道の距離が少し長いのです。 現在では、衛星などにより正確な距離を測れるようになりましたが、おおよその端数は出てしまいます。 ですので、 地球一周はおおよそ40,000kmと覚えておくと覚えやすいかもしれませんね。 この地球一周の距離を世界で一番最初に計算した人は、 「エラトステネス」という古代ギリシャ人です。 この時、計算した地球一周の距離は、おおよそ 46,000kmでした。 紀元前230年の時代に、計算した数字は大きくは間違っていなかったことにも驚きですが、すでにこの時に 地球が球体であることを知っていたことにも驚きです。 まず、エラトステネスは 「地球は丸い」と考え、 「夏至」の日にエジプトのシエネという町で、太陽が真上に輝いていることを基準とし、同じ日の同じ時刻にシエネという町から925km離れたアレキサンドリアの町では、太陽は7. 2度傾いていることに気づきました。 スポンサーリンク 地球一周は何日くらいかかるの? それでは、 地球一周のおおよそ40,000kmを歩いてみるとどれくらいの時間がかかるのでしょう? 一般的な歩行速度は 時速5Kmと言われています。 実際には、昼夜休みなく歩き続けるなんて無理ですので、現実的には、1年以上掛かるでしょう。 ですが、一生歩いても制覇できない距離ではないということは感じることができると思います。 ちなみに、地球一周はいろいろな定義があります。 すべての子午線を横切って出発地に戻る• 五大陸全てを経由して出発地に戻る など様々なものがあります。 すべての子午線を横断するということであれば、例えば 北極点や南極点の廻りを一周するでも達成されますが、 これは世界一周と呼ばれないことが多いです。 また、手段も 航路や 空路など様々あります。 ちなみに、 人力での完全な世界一周は未だ誰も達成していません。 ギネス・ワールド・レコーズは2006年版で人力での世界一周に関するガイドラインを発表しており、そこで示された条件は、 距離36,787. 559km (北回帰線の距離)以上で赤道を通り、出発地点と完全に同じ場所に戻ってくることが条件とされています。 このギネスがガイドラインを設定してから現在まで、人力での世界一周の達成者はまだいないのです。 実は、 自転車や徒歩で世界を一周した人はいますが、 海洋は空路で越えており、海洋を除いた移動距離はギネスのガイドラインを下回るため、認定されていないのです。

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【今と昔】1メートルの定義のしかた

地球 一周 の 長 さ

初代の1mの定義 パリを通過する北極点と赤道を結ぶ子午線長の1000万分の1 1795年に、フランスで1mの長さを上記の通りにするという法律が公布され、 初めて1mという距離が正式に定義されました。 子午線とは、北極と南極を通って地球を一周する線(緯度経度の縦の線)のことで、分かりやすいように図にするとこのような感じになります。 当初、最初の1mの定義は下記の3点の方法が検討されていました。 5秒の周波数を持つ振り子の長さ• 地球の赤道の全周の長さの4万分の1• 地球の子午線の全周の長さの4万分の1 この3つのうち、 3番目の子午線の長さが形を変えて採用され、最初の1mの定義になったといえます。 赤道の長さや子午線の全周にならなかったのは、現地に出向いての正確な測定が困難なだったためです。 また、今でも地球の全周がほぼ ピッタリ4万kmになる理由は偶然なのではなく、このように1mの長さが地球の大きさを元にして決められていたからなのですね。 しかしながら、技術が進歩してより正確な長さが求められるようになってくると、このように わずかな地表の変化がある地球の長さを絶対的な基準にするのは良くないと考えられるようになりました。 また、再び正確に測量しようとするとまた莫大な労力が掛かるという点も問題点として上がりました。 そんなメートル原器のイラストがこちらです。 その後しばらくこのメートル原器が1mの定義となっていましたが、 作製時の物理的な精度の限界や、紛失や焼損の可能性を決して0にはできないという問題があり、また新たな定義が検討されていきました。 ちなみに、同じ 白金・イジリウム合金によって作られた国際キログラム原器というものもあり、こちらはごく最近である2019年まで1kgの定義として現役で活躍していました。 4代目の1mの定義 クリプトン86の光の波長の 1,650,763. 73 倍 分かりやすいように図にすると、このような感じです。 最後、小数点以下の数値が0. 73と 中途半端な数値になっているのは、3代目のメートル原器の長さと正確に合わせるためです。 ちなみに、クリプトンは原子番号36番の希ガス元素で、元素の周期表の中ではここにいます。 クリプトンは反応しにくい不活性ガスで、フィラメント保護のため白熱電球の中に封入されたりしている元素です。 しかし、この定義でもまだ再現性の悪さなどの問題が残り、 より不確実性の少ない定義への議論が続きました。 現在の光による定義(1983年~) そしてその議論の結果、 光による定義が採用されて、第1章でご紹介した現在の定義に落ち着きました。 ちなみに、光の速さから1mの定義を決めることに変更された理由は、下記の2点が大きな理由です。 豆知識:相対性理論 相対性理論とは、有名な物理学者、アインシュタインが発表した宇宙の理論です。 とても難しくて難解な理論ですが、結果だけ書くと宇宙には下記のような法則があると述べられています。 ・光の速さは常に一定 ・光より速く移動することはできない ・速く動くと、時間が遅くなる ・重力が強くなると、空間が歪んで時間も遅くなる ・重さとエネルギーは同じ などです。 相対性理論はGPSなどの技術にも応用されており、実用的な面でみても現代の私たちの生活にはなくてはならないものになっています。 そして 二つ目は、少し意外ですが正確な1秒が定義できるようになったことが関係しています。 これは少し考えると分かりますが、光が1秒間に進む距離を知ろうとした場合、 肝心の1秒の長さが曖昧だったらそちらの不確かさによって誤差が大きくなるからです。 しかしこの大きな問題も、1967年にセシウム原子を使った1秒の正確な長さが定義されることにより解決され、 晴れて光の速さが現在の1mの定義として採用されました。

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