沈下性肺炎。 肺炎になるとどうなるの?

就下性肺炎

沈下性肺炎

肺炎の種類は様々なので特徴を覚えるだけでも大変ですよね。 観察点や看護・ケアの仕方も変わってくるので、違いを知っておくことは大切だなあと実感しています。 一般の肺炎はウイルスや細菌などに感染して引き起こされるのに対し、誤嚥性肺炎は「うまく飲み込めないために、食塊や痰、口腔内常在菌が気道や肺に入り込んで生じる肺炎」です。 飲食物を飲み込んで、口から胃まで送る一連の運動を嚥下といいますが、その嚥下が正しくできず気道に入ってしまうことが誤嚥です。 誤嚥して肺に入った食物や唾液などが原因で起こる肺炎を、誤嚥性肺炎といいます。 正常であれば、嚥下反射や外装反射により誤嚥は防ぐことができます。 私たちもむせる時がありますが、肺炎にはなりませんよね。 たとえ誤嚥がおこっても、気管の粘膜繊毛運動により異物は排出されるため、肺炎の発症には至りません。 けれど、老化や基礎疾患がある場合は、嚥下反射や咳嗽反射が低下し、粘液繊毛運動の動きも悪くなり、嚥下障害をきたします。 そのため誤嚥しやすく、誤嚥しても気道に入った異物を排除することができないために、気道や肺胞で細菌感染がおこって肺炎に至ります。 嚥下障害をきたしやすい基礎疾患としては、主に脳血管症障害・胃食道逆流症・認知症・神経筋疾患など、さまざまなものがあります。 誤嚥性肺炎は、嚥下障害の存在と肺の炎症所見の鑑別によって診断されます。 胸部エックス線写真は、肺胞内の炎症反応を反映して白く映ります。 誤嚥性肺炎の全身症状としては、発熱や全身倦怠感、食欲不振を呈します。 誤嚥性肺炎の呼吸症状としては、咳や痰、胸痛、呼吸困難などが出現しますが、あまり症状が目立たない場合もあります。 誤嚥性肺炎の 看護ポイントとしては、 バイタルサイン、咳の程度、呼吸状態(回数・深さ・リズム・呼吸音・肩呼吸や下顎呼吸の有無・SPO2の値)、喀痰の有無や量、息苦しさの有無などです。 次は質問者の看護師さんの投稿にあった、誤嚥性肺炎の肺雑音の聴取の方法です。 肺の解剖を見てもらうと分かりやすいのですが、左肺の気管支の分岐角が約45度に対して、右肺の気管支のほうは分岐角が約25度と鋭角で、さらに短くて太いので入ってきた異物が落ちやすくなっています。 肺のS6やS10の領域におこりやすいのです。 全体の肺雑音の聴取ももちろん看護をする上で大切ですが、誤嚥の疑われる高齢者では、肩甲線上の第8肋間のあたり(特に背中からみて右側)を重点的に聴取する必要があります。 断続性ラ音が聴取されるのは、粘い痰が絡まって開きにくくなった肺胞が、吸気によって一気に広がったり、気道内に付いた分泌物が破裂するからです。 治療としては主に抗菌薬が使用されます。 ただ、誤嚥性肺炎は、再発を繰り返しやすいことが特徴です。 そのため、予防対策は再発防止としても重要ですし、治療の一環としても大変重要になってきます。 誤嚥性肺炎の予防としては• 水分摂取時には、液状よりもとろみのついているものを選択する。 食後は、できれば2時間は座位を保つ。 うがいや歯磨きをしっかりとして口腔内の衛生を保つ。 食事のときは一口の量を少量にする などの方法があります。 おわりに 食事介助も普段の看護の業務に組み込まれているのであれば、普段から患者さんの食事の様子を見ることができますね。 普段は咳をしていないのに、食事中や食後にだけ集中的に咳が出るようになったり、食事を開始してから痰の量が増えたりすることもあります。 「きちんと飲み込んでいるかな」「昨日は少しむせていたけど、熱は出ていないかな」と、患者さまの状態を観察、看護していくことが、誤嚥性肺炎という症状の早期発見につながると思いますよ。 聴診の音は、さまざまな患者さまの副雑音を聴くうちに、聞き分けることが出来るようになるので大丈夫です。 例えば、水道から出ている水の量が少ない時と、多めに出している時の音の違いは分りますよね。 それは普段から何回も聞いて、音に慣れているからです。 健康な方も含めて、いろんな方達の副雑音を聴かせていただいて、経験を増やしてください。 そうすれば看護スキルも高まるはずです。 これからも頑張ってくださいね。 【求人情報】.

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沈下性肺炎

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肺炎-病気・症状と治療 肺炎 Pneumonia 肺炎とは 各種病原微生物により発生する肺の炎症の総称。 肺実質 肺胞 の炎症性病変。 【肺炎とは、肺における炎症が、器管にとどまらず、肺胞レベルまで伸展した場合をいう。 肺胞壁およびその周辺の間質を主体とした炎症は、間質性肺炎と呼ばれる】 肺炎による死亡者は乳幼児と高齢者に多い。 病原微生物性 … 細菌、ウイルス、マイコプラズマ、真菌etc• 一般細菌性肺炎 【定型肺炎】 肺炎球菌、肺炎桿菌 クレブシエラ 、インフルエンザ菌、ブドウ球菌etc• 非定型肺炎 【一般細菌性肺炎と異なる臨床像を呈する群】 マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラetc• 肺胞性肺炎 【通常の精勤性肺炎】• 大葉性肺炎 … 肺炎球菌etc• 嚥下性肺炎 … 高齢者、寝たきりに多い 【汚染された口腔内容 食物 が気道に入ることで生じる】• 就下性 沈下性 肺炎 … 衰弱の著しい重症臥床患者、長期間意識喪失患者 【客痰の排泄が不十分で、気管分泌物貯留、これに細菌感染が重なる】• 転移性肺炎• 市中肺炎 … 起炎菌 マイコプラズマ、肺炎球菌 【通常の社会生活を営んでいる人にみられる肺炎】• 院内肺炎 … 起炎菌 MRSA、レジオネラ 【入院中の易感染性の人が二次性に罹患する肺炎】 細菌性肺炎 肺実質が細菌によって炎定性病変を生じたもので、肺炎の中で最も頻度が高い。 多くは飛添感染。 増加傾向。 〔原因〕肺炎球菌が最多。 ついで、若年成人:マイコプラズマ、小児・高齢者:インフルエンザ桿菌 〔成因〕嚥下性肺炎、就下性肺炎、医療に伴うもの 気管内挿管や手術など。 健康成人にみられる細菌性肺炎の多くは、かぜ症候群後の二次性肺炎である。 〔症状〕に引き続き、以下の症状が出現。 全身症状 感染症状 【細菌感染による炎症症状】 発熱 高熱 、悪寒・戦慄• 胸膜炎の合併症 胸痛 【肺自身には痛みを感じない。 市中肺炎で、成人では肺炎球菌による肺炎が最多。 祭神の髄膜炎の原因として最多。 典型例では大葉性肺炎の形をとる。 稽留熱、喀痰 さび色痰 、咳嗽、 寛解に至ると自覚症状は劇的に改善。 敗血症を引き起こし、劇症化を招くことも稀ではない。 原則として市中肺炎を引き起こすが、MRSAはほとんどが院内肺炎として生じる。 気管支肺炎の形をとる。 全年齢で重症化 特に乳児では重篤する• 肺膿瘍ともいう。 化膿性胸膜炎とも呼ばれる。 胸内の感染が胸膜に波及して起こる。 マイコプラズマ肺炎 肺炎マイコプラズマによる肺炎。 飛沫感染により、健康人に発症 当然に市中肺炎となる。 炎症は肺胞のみならず肺間質にも及ぶ。 代表的な非定型性肺炎の一つ。 学童期や若年者 5~25歳 に好発。 乳児や高齢者では少ない。 4年周期で流行。 遷延化する頑固な咳嗽 原則として乾性咳 痰を伴わない咳 【病変の中心が間質のため】• 激しい発熱• 鼓膜炎、中耳炎 ウイルス性肺炎 呼吸器系ウイルスの感染による肺炎。 細菌性肺炎よりもはるかに頻度が高いと考えられている。 間質性肺炎のパターンをとる。 多くは細菌の二次性感染を伴う。

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高齢者の肺炎にご注意!対策は?予防は?

沈下性肺炎

先ほど、「肺の健側を上にしたほうがよいか、下にしたほうがよいか」でかんごしさんと議論しているなかで、 「沈下性肺炎」という言葉を聞きました。 沈下性肺炎って、初めて聞きました。 沈下性肺炎も、にはあまりのっていないけれど看護界ではよくつかわれる言葉なのかなあと思いました。 言葉を聞いての個人的なイメージでは、 おじいちゃんとかが、あまり体位交換とか口腔ケアとかをしてくれないほったらかし老人施設で、 ずっと仰向きで寝ていて、痰とか唾液とかが不顕性に気管に入っていき、 重力に逆らえず両下肺野に浸潤陰影を形成しているようなイメージです。 いわゆる不顕性による慢性嫌気性菌肺炎みたいなものかなあ、と。 そして「沈下性肺炎」でいろいろググってみましたが、どうやら二通り?の解釈があるようです。 1、気管支分泌物をうまく排出できず、背部や下肺部に落ちていき細菌増殖を起こした肺炎。 2、仰向けの姿勢でいると血液が重力でうっ滞し、細菌などが繁殖しやすくなって生じた肺炎。 なるほど、1のニュアンスはしっくりくる気がします。 性肺炎、特に不顕性による細菌性肺炎とは、少し機序が違うようです。 気管支分泌物が排出できないってことは、気道内皮の機能障害とかいうことも関連してくるのでしょう。 これでいうと、必ずしも長期臥床が原因となるわけではない気がします。 長期臥床=気管支分泌物をうまく排出できない、とはならないからです。 2については…「沈下性」が、気道内のものではなく、血液ってところが1との違いですが、 血液がうっ滞すると細菌が繁殖しやすくなるって、どうしてそんなことになったのでしょう。 感覚的には納得できるような気がしますが、でも血液がうっ滞することと、細菌がそこで繁殖()することとは、あまり関係ない気がします。 細菌は気管から入ってくる前提でいいと思いますが、それが肺血流のうっ滞とどう関連するのか…血液に含まれる抗体が感染巣に行き届きにくくなるとか、そういった理由でしょうか。 * そんなことをきっかけに、 医療ネタの「知恵袋」系書き込みをいろいろみていたのですが、 おもしろすぐる!! みんな勝手なこと言っていておもしろすぐる!! 知ったふりして、単語ごとにググったつなぎ合わせで回答しているのがほとんど。 結局何をいいたいのかわからず答えにもなっていない的外れな回答ばかり。 しかも、正しい丁寧な回答よりも、間違った回答の方がベストアンサーに選ばれてしまっている理不尽さ!! もう何がなんだかわからん。 そして読んでいて感じたのは、 結局世の中で求められているのは、正しい知識とかではなくて、 わかった気にさせてくれる解釈(だけど誤解)なんだなあ、と。 多種多様な情報が満ち溢れたこの世の中って難しい。 katataka.

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