マムシとヤマカガシ、どちらも毒を持つヘビです。 どちらのヘビとも遭遇したくはないですが、この2種類には、どのような違いがあるのでしょうか? マムシとヤマカガシの見分け方や、毒性について調べてみました。 マムシとヤマカガシの見分け方や毒性はどっちが強い!? まずは、それぞれの見た目の特徴です。 体に、銭型と呼ばれる斑紋があるのが特徴です。 夏場に水田などの、水辺で見かける事が多いそうです。 仔ヘビの時期から、既に毒を持っているそうなので、子供だからといって、油断する事はできません。 産卵のとき、卵を産むのではなく、体内で孵化した仔ヘビを産み落とすそうです。 体の側面に、赤と黒の斑紋があったり、斑紋が不明瞭なものや、青色をしているものと、固体差があるようです。 生息地は、マムシと同様に、水辺が多いそうで、田んぼなどで見かけられるそうです。 それでは、マムシとヤマカガシの毒性の強さですが、もともとヤマカガシは、毒蛇ではないと思われていたそうです。 この事は、ヤマカガシの毒が弱いということではないそうです。 もともと、 ヤ マカガシはあまり攻撃的ではないそうで、噛まれても、毒牙が奥にあるため、人間の体内に毒が侵入し難いようです。 しかし、毒素という点から比較して見ると、実は、 ヤマカガシの毒は、マムシの3倍ほど、強い毒性があるそうです。 日本に生息するもう1種類の毒蛇であるハブの10倍ほどに相当するそうで、 日本で最も毒性の強いヘビだそうです。
次の」 「リピータハブとスイッチングハブって似たような名前だけど、違いってなに…?」 ネットワークの用語ってわかりづらいですよね・・・。 こんにちは! ネットワークエンジニアのTomです。 今回のテーマは、 「L2スイッチとハブの違い」 です。 ネットワークの本を読んでいれば、必ずといっていいほど出てくるのが ハブとか L2スイッチといったネットワーク機器。 でも、リピータハブっていったり、スイッチングハブっていったり、L2スイッチっていったり、単なるハブっていったり・・・ 「どれとどれが同じもので、それぞれなにが違うの?」 と混乱した経験はありませんか? ネットワークを理解するなら、ネットワーク機器の動作について完璧に理解しておく必要がありますが、 巷の参考書を読んでいると、いろんな呼び方をしていて「結局なにがなんだかわからない!」という状況に陥ってしまいます。 私もネットワークを学び始めた頃は、いろんな用語に翻弄されていました。 しかし、今回の記事を読めば、以前の私のように翻弄されることはありません。 この記事を読んだ後には、• 「ハブ」といったら、何ハブのことを指すのか• 「ハブ」の機能はどんなものなのか• 「半二重通信」「全二重通信」とはどんなものなのか• 「L2スイッチ」の「L2」とはなんなのか• 「L2スイッチ」の機能は何なのか• 「ハブ」と「L2スイッチ」の明確な違いは何なのか といったことがわかります。 これらのことを理解したあなたは、他のどんな本を読んでも、どんなサイトを見ても、ハブやL2スイッチについて書かれている内容を理解することができます。 それでは一緒に学んでいきましょう。 本日のコンテンツ• ハブとは? まずはじめに、 「ハブ」について解説します。 ネットワークにおいて「ハブ」といったら大抵は 「リピータハブ」のことを指します。 ハブには、他に「スイッチングハブ」というものがありますが、それは後で解説するL2スイッチと同じものです。 「はっ?どういうこと?」 と、混乱してしまいそうですが、• 「ハブ=リピータハブ」である• 「リピータハブ」と「スイッチングハブ」は 別物• 「スイッチングハブ=L2スイッチ」である ということを覚えてください。 これさえ覚えておけば、もう混乱することはありません。 それでは、話を戻して、 リピータハブとはどんな機器でしょうか?まずは、その機能からお話します。 1-1. リピータハブの機能 リピータハブは、で動くネットワーク機器です。 OSI参照モデルの物理層の役割というのは、 「ビット列を電気信号などに変換する」 ことです。 と、いうことは、 リピータハブは電気信号を扱う機器であるということになります。 では、リピータハブは電気信号をどのように扱うのでしょうか? ここで、先ほど出てきたOSI参照モデルの物理層について考えます。 物理層では、 ビット列を電気信号や光信号に変換して扱います。 そして、この電気信号というのは、ケーブルを伝わっていく過程で、 弱まったり波形が歪んだりします。 この弱まったり歪んだりしてしまった電気信号をそのままにしておけば、 どんどん弱まり歪んでいき、 元のデータを復元することができなくなります。 そこで、リピータハブの出番です。 リピータハブは受け取った信号に対して、• 弱まった信号を増幅する• 歪んだ波形を整える という処理をして、信号を送信する機器なのです。 例えば、下の図のように、リピータハブに4台のホストが繋がれているとします。 この時、1台のホストがデータを送った場合、それを受け取ったリピータハブは、 信号を増幅したり整えたりして、繋がっているすべてのホストに対して信号を送信します。 リピータハブは、単なる電気信号を扱っているので、データが誰宛であるかなんて関係ありません。 電気信号を受け取ったら、 受信したポート以外のすべてのポートに送信します。 なにも考えずに、信号を全員に送るので、 「バカハブ」と呼ばれることもあります。 1-2. リピータハブは半二重通信 リピータハブは 一度に2つ以上の信号を処理することができません。 送られてきた信号を増幅・整形して、受信したポート以外のすべてのポートから送信しますが、 そのときに、 他のホストから同時に信号が送られてきたら処理することはできないのです。 なので、 もし同時に2つの信号が送られてきたら、 「 ジャム信号」というものを全員宛に送信して、 信号が衝突してしまったことにします。 そして、ジャム信号を受信したホストは、 「信号の衝突が起こってしまったから、送るのをやめよう!」 と判断して信号の送信をやめます。 そのため、どれか1台のホストが信号を送信したら、他のホストはそれを受信するまで 自分が信号を送ることはできません。 例えば、 下の図のように、あるホストが信号を送信したタイミングで、別のホストが同時に信号を送信したとします。 そうしたら、もうリピータハブは処理できなくなります。 そうすると、リピータハブは信号が衝突したことにして、それをジャム信号で全ホストに知らせます。 ジャム信号を受けとったホストは、一定時間待って信号を送信します。 このように、2つ以上のホストが同時に信号を送った場合、信号を送ることができなくなってしまいます。 なので、 あるホストが信号を送信しているときは、残りの全員は受信することしか出来ません。 そういう、送信か受信かどちらかしかできない通信のことを 「半二重通信」と言います。 なので、ハブで接続されたホストは半二重通信しかできないことになります。 L2スイッチとは? 次にL2スイッチについて解説していきます。 そもそもL2スイッチはどんな機器か、ご存知ですか? 「うーん、よくわかってないかも」 という方のために、L2スイッチについて少し解説します。 2-1. L2ってなに? 「スイッチっていうのはなんとなくわかるけど、L2ってなに?」 と思われたかもしれません。 L2スイッチの「L2」とは、「Layer2」の略です。 そして、「Layer、レイヤ」とは、「層、階層」という意味です。 なので、「レイヤ2」は「第二層」ということになります。 そして、何の「第二層」なのかというと、 「OSI参照モデルの第二層」のことをさします。 「OSI参照モデルの第二層」とは「データリンク層」のことでした。 つまり、L2スイッチはデータリンク層の働きをするネットワーク機器だから、 「 L2スイッチ」というのです。 だいぶ回りくどい説明になってしまいましたが、L2の意味、お分りいただけましたでしょうか? 2-2. L2スイッチの機能 「L2の意味はわかったけど、なにをする機器なのか教えて!」 はい、L2スイッチの機能について解説します。 先程、L2スイッチはの働きをすると説明しました。 ここで、OSI参照モデルのデータリンク層の働きとは、 「LAN内でデータを転送すること」 です。 そして、LAN内でデータを転送するために、を用います。 「MACアドレス」というのは、 LAN内でホストを特定するための情報です。 ホストを人だとしたら、MACアドレスは戸籍みたいなものです。 戸籍を見れば、どこの誰なのかを特定できます。 同じようにMACアドレスを見れば、どこのホストなのかを特定できるのです。 そして、L2スイッチはデータリンク層で機能するネットワーク機器なので、 MACアドレスを元にデータを転送します。 これが、L2スイッチの1番の特徴です。 L2スイッチは、データの中のMACアドレスを元に、 「送るべき相手にのみデータを転送」 します。 これは、L2スイッチの動きを見てみればわかります。 少し見てみましょう。 例えば、下の図のように6台のホストが接続されているとします。 L2スイッチは、下の図のようにMACアドレステーブルという、「ホストとそのホストが繋がれているポートの対応表」を持っています。 例えば、ホストAがホストFに対してデータを送った場合、 データを受け取ったL2スイッチは、MACアドレスからホストF向けのデータであると判断します。 そして、上の図のように、MACアドレステーブルを参照して、ホストFがポート6に繋がっていると判断し、データを転送します。 このように、L2スイッチは送られてきたデータから、誰宛なのかを識別して、 その宛先のホストが繋がっているポートにのみデータを転送するのです。 2-3. L2スイッチは全二重通信 L2スイッチというのは、MACアドレスを基に送るべき相手にデータを送信する機器でした。 そのため、リピータハブのように、 受信した信号を他のすべてのポートから送信するなんてことはしません。 なので、 同時に2つのデータを受け取っても処理することが可能です。 例えば、下の図のように、ホストAがホストBに向けてデータを送信したとします。 この時に、ホストDがホストAに対してデータを送信しても、L2スイッチはちゃんと処理することができます。 そして、ホストAは、ホストBへのデータを送信しながら、ホストDからのデータを受信することができます。 このように、ネットワーク全体として、送信と受信を同時に行うことができる通信を 「全二重通信」といいます。 なので、 L2スイッチに接続されたホストは全二重通信が可能ということになります。 L2スイッチとハブの違い ここまで読んできて、L2スイッチとハブの違いを何となく理解することはできましたでしょうか? ここで、2つの機器の違いについてまとめてみます。 表の項目を一つずつ確認していきましょう。 「OSI参照モデル」とは、OSI参照モデルのどの階層の働きをする機器なのかということです。 ハブは物理層、L2スイッチはデータリンク層 という違いがありました。 「信号・データの送信」とは、信号またはデータをどのように送信するかということです。 ハブは、「受信ポート以外の全てのポートに信号を送信する」 L2スイッチは、「MACアドレスを基にして、特定のポートにのみデータを送信する」 という違いがありました。 「通信」とは、どのような通信を行うかということです。 ハブは「半二重通信」、L2スイッチは「全二重通信」 という違いがありました。 L2スイッチとハブの違いはこの三つです。 一つずつ見ていけば案外簡単ですよね。 まとめ いかがでしたでしょうか? L2スイッチもハブもネットワークを構築する上で使用頻度の高い機器です。 この2つの機器の違いをしっかりと理解した上で、用途に合わせて使い分けられるようになりましょう。 ネットワーク機器全般について理解したい方は、下の記事をご覧ください。 それでは、今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
次の都会ではなかなかみかけない 「ヘビ咬傷」 地域医療において、マムシ咬傷などは時々出会います。 先日看護師さんと話している時、マムシとヤマカガシについての話題になりました。 看護師さん曰く「ヤマカガシかマムシなんて普通にみればわかりますよ」 ヘビなんて全部同じに見えてしまう私。 正直、大きい病院にいる時はヘビに噛まれた人なんてほとんどきません。 教科書的なことは知っていても、実臨床としてのヘビ咬傷の治療は少ないです。 しかし僻地の病院であれば、マムシ咬傷にて当院を受診されるかたは時々いらっしゃいますので、しっかりした知識が必要だと考えました。 今回は、ヘビについて全くの素人の私なりにヤマカガシとマムシの違いについて勉強してみました。 どちらも咬まれた時の対処が必要なことがあるので、知ってて損はないかと思います。 では、それぞれの特徴について分析していきたいと思います。 ヤマカガシの特徴 ヤマカガシは 特徴的な体の色をしていますが、個体差や地域差が非常に強い とのことで、赤色が混じったりしています。 北海道と沖縄を除く日本全国に生息しています。 主にカエルを主食としていて、本来おとなしいようです。 顔の特徴としては、やや顔に厚みがあることと、目玉が丸いことです。 (マムシは猫目みたいに細いです) そして鱗がざらざらしているのも特徴のようです。 可愛い顔してますが 毒ヘビです!! マムシやハブと同様の出血毒を持ち合わせています。 先ほども書きましたが、本来おとなしい蛇なので咬まれることは稀です。 なので見つけても捕まえたりしないようにしていれば咬まれる危険は少ないです。 田んぼなどでみかけても遊ばないように気をつけましょう。 マムシの特徴 全長 45-80cm程度と比較的小さな蛇になります。 見た目の特徴としては 全体的に胴が太くて、ヒョウ柄のような紋柄です 眼は猫のように細い目をして、頭の形が三角形に近いです。 こちらは北海道から沖縄までの日本全国に生息しています。 頭部に備わった体温感知期間を使って獲物を探し、ネズミなどの小型哺乳類、帰る、トカゲなどを捕食します。 基本的に夜行性で、昼間は藪のなかや岩場の隙間などの涼しくくらい場所に身を隠しています。 ただ、妊娠したメスは栄養を多く必要とするため昼夜問わず餌を探して徘徊するようです。 普段は夜行性でおとなしいマムシも、このときは人間と接触する機会が多くなってしまい、咬傷事故が増えるようです。 みなさんご存知かと思いますが、マムシも出血毒をもつ毒ヘビです。 年間3000件ほどマムシ被害があり、そのうち10人程度命を落としています。 死亡率は低いものの、処置が遅れたら重大になります。 咬まれたら、適切な応急処置を行なって病院を受診するようにしましょう。 なので、駆血は重要です。 しかし、やたらめったらな力で駆血する必要があるわけではなく、あくまで静脈圧(20 mmHg程度 の力で十分です。 また、よく「口で吸い出すと危険です!!」と注意書きがありますが、 マムシやヤマカガシの毒は胃に入っても胃液で分解されるため危険性は比較的低いです。 しかし、 口の中に傷があったりするとそこから血液内に入ってしまうことがある ので推奨はできないといったところでしょうか。 流水を使う方が無難ではあるかとは思います。 マムシ咬傷などの治療 マムシ毒が体内に注入されると、数分以内に主張・疼痛が出現し、30分経っても腫脹がなければマムシの可能性は低いです。 マムシは所見が派手なことが特徴になります。 腫脹部位の進展で分ける重症度分類 現在、重症度は腫脹部位の進展具合で評価します。 必要な処置 来院後すぐに行うのは、 洗浄と牙痕に沿った5mm程度の小切開 です。 昔はよく減張切開をされていたようですが、コンパートメント症候群の時のような大きな減張切開が必要になることは少ないとのことで、とりあえず小切開を加えます。 基本は 入院管理です。 十分な補液を行なって急性腎不全の予防に努めます。 それと並行して、 ・抗生剤投与 セファゾリンなどの第1世代セフェムなどが推奨されますが、文献によっては広域スペクトラムの抗生剤が推奨されているものもあります。 ・セファランチン 詳細は今回しりましたが、元は薬草から抽出された生薬のようで、実験室的にマムシ毒に対する効果が証明されているようです。 副作用がほとんどないため、ほぼ全例投与が推奨されます。 1日10mg投与して、症状に応じて漸減していきます。 また、初診時はセファランチンを投与した後に駆血を解除するようにします。 ・ステロイド 強力な抗炎症作用かつ重症例には各種サイトカイン全身反応の予防効果がありますので、重症例にはソルメドロールなどのステロイド投与を行います。 また、抗毒素血清投与の際のアナフィラキシー予防効果も期待できます。 ・破傷風トキソイド筋注 基本は全例に行います。 基本的に馬の血清ですので、アレルギー反応を起こすリスクがあります。 予防として、ステロイド投与が推奨されます。 まとめ 佐賀大の先生方で監修されたフローチャートもありますので、こちらも参考にしてみてください。 マムシ咬傷は死亡者が毎年でるものの、適切な治療を行えば死亡は避けられます。 重症化させないこと、重症化した時に適切な医療機関へ搬送することが重要と考えます。 田んぼや川、山のなかに入られる方は十分気をつけてくださいね。 hamey88.
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