ポンタール 市販薬。 ポンタールって普通のドラッグストアで買えますか?

ポンタールカプセル250mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

ポンタール 市販薬

ポンタール(一般名:メフェナム酸)は1966年から発売されているお薬で、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)と呼ばれています。 非ステロイド性消炎鎮痛剤というと難しい名称ですが、いわゆる「痛み止め」のことです。 ステロイドでないお薬で、炎症を和らげ痛みを抑えるはたらきを持つものを非ステロイド性消炎鎮痛剤と呼びます。 痛み止めにはたくさんの種類があります。 どれも大きな違いはありませんが、細かい特徴や作用には違いがあり、医師は痛みの程度や性状に応じて、その患者さんに一番合いそうな痛み止めを処方しています。 痛み止めの中でポンタールはどのような特徴のあるお薬で、どのような患者さんに向いているお薬なのでしょうか。 ここでは、ポンタールの効能や特徴、副作用などを紹介していきます。 (ポンタールは2016年に発売中止となっています) 目次• 1.ポンタールの特徴 まずはポンタールの特徴を紹介します。 ポンタールは、消炎鎮痛作用がまずまず強く、剤型が豊富であるという特徴を持ちます。 ポンタールはNSAIDsの中でも「アントラニル系」という種類に属します。 アントラニル系は、同種のNSAIDsの中で鎮痛作用はやや強めの部類に入ります。 また剤型が豊富なのも良い特徴です。 痛みは老若男女あらゆる年代において生じうるものですので、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い方に向けて飲みやすいものであることが望まれます。 ポンタールはカプセル、錠剤、散剤・細粒の他、シロップもあります。 副作用としては、長期使用による胃腸障害に注意しなければいけません。 これはほとんどのNSAIDsに言えることですが、NSAIDsは副作用としては胃腸を痛めてしまうことがあるのです。 またNSAIDsは喘息を誘発しやすくすることが知られており、喘息の方にはできる限り用いるべきではありません。 以上からポンタールの特徴として次のような点が挙げられます。 【ポンタールの特徴】 ・痛みを抑える作用はやや強め ・剤型が豊富 ・副作用の胃腸障害に注意(他のNSAIDsと同様) ・喘息には使えない(他のNSAIDsと同様) スポンサーリンク 2.ポンタールはどのような疾患に用いるのか ポンタールはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には、次のように記載されています。 【効能又は効果】 1.手術後及び外傷後の炎症及び腫脹の緩解 2.下記疾患の消炎、鎮痛、解熱 変形性関節症、腰痛症、症候性神経痛、頭痛 他剤が無効な場合 、副鼻腔炎、月経痛、分娩後疼痛、歯痛 3.下記疾患の解熱・鎮痛 急性上気道炎 急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む ポンタールは、消炎鎮痛剤ですから、炎症や痛み、発熱を和らげるために使用します。 難しく病名がかかれていますが、大きな認識としては「痛みや腫れ・熱などが出現する疾患に対して、その症状の緩和に用いる」という認識で良いでしょう。 しかしポンタールを始めとするNSAIDsは根本を治す治療ではなく、あくまでも対症療法に過ぎないことを忘れてはいけません。 対症療法とは、「症状だけを抑えている治療法」で根本を治している治療ではありません。 例えば急性上気道炎(いわゆる風邪)の発熱・痛みに対してポンタールを投与すれば、確かに熱は下がるし、痛みも軽減します。 しかしこれは原因であるウイルスをやっつけているわけではなく、あくまでも発熱や発痛を起こしにくくしているだけに過ぎません。 対症療法が悪い治療法だということはありませんが、対症療法だけで終わってしまうのは良い治療とは言えません。 対症療法と言われて、根本を治すような治療も併用することが大切です。 例えば先ほどの急性上気道炎であれば、ポンタールを使用しつつも、• 栄養をしっかり取る• 十分に休養する• マスクで感染予防する など、ウイルスをやっつけるための治療法も併せて行いましょう。 3.ポンタールにはどのような作用があるのか ポンタールは「非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)」という種類に属しますが、NSAIDsの作用は、消炎(炎症を抑える)と鎮痛(痛みを抑える)になります。 ポンタールも他のNSAIDsと同様に中枢性の鎮痛作用と末梢性の消炎作用を有しています。 その作用機序について説明します。 炎症とは、• 発赤 (赤くなる)• 熱感 (熱くなる)• 腫脹(腫れる)• 疼痛(痛みを感じる) の4つの徴候を生じる状態のことで、感染したり受傷したりすることで生じます。 またアレルギーで生じることもあります。 みなさんも身体をぶつけたり、ばい菌に感染したりして、身体がこのような状態になったことがあると思います。 これが炎症です。 ポンタールは、炎症の原因が何であれ、炎症そのものを抑える作用を持ちます。 つまり、発赤・熱感・腫脹・疼痛を和らげてくれるという事です。 具体的にどのように作用するのかというと、ポンタールなどのNSAIDsはシクロオキシゲナーゼ COX という物質のはたらきをブロックするはたらきがあります。 COXは、プロスタグランジン PG が作られる時に必要な物質であるため、COXがブロックされるとプロスタグランジンが作られにくくなります。 プロスタグランジンは炎症や痛み、発熱を誘発する物質です。 そのため、ポンタールがCOXをブロックすると炎症や痛み、発熱が生じにくくなるのです。 スポンサーリンク 4.ポンタールの副作用 ポンタールにはどんな副作用があるのでしょうか。 ポンタールをはじめとしたNSAIDsには共通する副作用があります。 もっとも注意すべきなのが「胃腸系の障害」です。 これはNSAIDsがプロスタグランジンの生成を抑制するために生じます。 プロスタグランジンは、実は胃粘膜を保護するはたらきを持っているため、NSAIDsによってこれが抑制されると胃腸が荒れやすくなってしまうのです。 胃痛や悪心などをはじめとして、胃炎や胃潰瘍・大腸炎などになってしまうこともあります。 このため、NSAIDsは漫然と長期間使用し続けないことが推奨されています。 また、腸管のバランスを崩すことで下痢や軟便などが生じることもあります。 頻度は稀ですが重篤な副作用としては、• アナフィラキシーショック• 溶血性貧血、無顆粒球症• 中毒性表皮壊死融解症 TEN 、皮膚粘膜眼症候群(SJS)• 急性腎不全• ネフローゼ症候群• 間質性腎炎• 劇症肝炎 などが記載されています。 重篤な副作用は稀ではあるものの絶対に生じないわけではありません。 ポンタールの服薬がやむを得ず長期にわたっている方は、定期的に血液検査にて血球異常や肝機能・腎機能などのチェックを行う必要があります。 また、NSAIDsは喘息を誘発する危険があるため、できる限り喘息の患者さんには投与しない方が良いでしょう。 5.ポンタールの用法・用量と剤形 ポンタールは次の剤型が発売されています。 ポンタールの使い方は適応疾患によって異なります。 1.手術後及び外傷後の炎症及び腫脹の緩解 2.下記疾患の消炎、鎮痛、解熱 変形性関節症、腰痛症、症候性神経痛、頭痛 他剤が無効な場合 、副鼻腔炎、月経痛、分娩後疼痛、歯痛 の場合は、 通常成人1回500mg、その後6時間毎に1回250mgを経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 となっています。 また、 3.下記疾患の解熱・鎮痛 急性上気道炎 急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む の場合は、 通常成人には、1回500mgを頓用する(幼小児に投与する場合には、1回6. なお年齢、症状により適宜増減する。 ただし、原則1日2回までとし、1日最大1500mgを限度とすること。 とされています。 また、いずれの場合も 空腹時の投与は避けさせることが 望ましい と注意されています。 これは空腹時に投与すると、胃腸へのダメージが更に生じやすくなるためです。 6.ポンタールが向いている人は? ポンタールはどのような方に向いているお薬なのでしょうか。 ポンタールの特徴をおさらいすると、 ・痛みを抑える作用はやや強め ・剤型が豊富 ・副作用の胃腸障害に注意(他のNSAIDsと同様) ・喘息には使えない(他のNSAIDsと同様) といった特徴がありました。 基本的にNSAIDsは、どれも大きな差はないため、処方する医師が使い慣れているものを処方されることも多々あります。 ポンタールは剤型が豊富であるため、 「粉薬がいい」 「シロップがいい」 といった希望がある方には向いているお薬かもしれません。 カテゴリー• 247•

次の

ご存知ですか?SG顆粒と同じ成分が市販にもあります!

ポンタール 市販薬

消化性潰瘍のある患者[本剤の直接作用及びプロスタグランジン生合成抑制により、胃の血流量が減少し、消化性潰瘍を悪化させることがある。 ](ただし、「慎重投与」の項参照) 重篤な血液の異常のある患者[プロスタグランジン生合成抑制による血小板機能障害等の血液異常を悪化させることがある。 ] 重篤な肝障害のある患者[重篤な肝障害患者は、肝機能が著しく低下しているため、本剤の代謝が十分に行われず、異常な体内分布を起こすおそれがある。 また、肝の代謝機能が過重となり、肝障害を悪化させることがある。 ] 重篤な腎障害のある患者[重篤な腎障害患者は、薬物排泄機能が著しく低下しているため、本剤の排泄が十分に行われず、異常な体内分布を起こすおそれがある。 また、プロスタグランジン生合成抑制により腎機能が低下するため腎障害を悪化させることがある。 ] 重篤な心機能不全のある患者[腎のプロスタグランジン生合成抑制により、浮腫、循環体液量の増加が起こり、心臓の仕事量が増加するため症状を悪化させるおそれがある。 ] 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[気管支拡張作用を低下させ喘息発作を誘発することがある。 ] 重篤な高血圧症の患者[腎のプロスタグランジン生合成抑制により、水、ナトリウムの貯留が起こり、浮腫、血圧上昇を起こすおそれがある。 ] 過去に本剤により下痢を起こした患者[本剤に対し耐薬性を失い、下痢を再発することが多い。 ] 妊娠末期の婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照) 効能・効果及び用法・用量 消化性潰瘍の既往歴のある患者[潰瘍を再発させることがある。 ] 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。 ] 血液の異常又はその既往歴のある患者[自己免疫性溶血性貧血、顆粒球減少等の副作用が起こりやすい。 ] 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こり、出血時間が延長することがある。 ] 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させることがある。 ] 腎障害又はその既往歴のある患者[腎血流量が減少し、非乏尿性の急性腎障害が起こることがある。 ] 心機能異常のある患者(「禁忌」の項参照) 過敏症の既往歴のある患者[過敏症(発疹等の皮膚症状)を再発させることがある。 ] 気管支喘息のある患者[病態を悪化させることがある。 ] 高齢者(「高齢者への投与」の項参照) SLE(全身性エリテマトーデス)の患者[病態を悪化させることがある。 ] 高血圧症の患者[病態を悪化させるおそれがある。 ] 潰瘍性大腸炎の患者[病態を悪化させることがある。 ] クローン氏病の患者[病態を悪化させるおそれがある。 ] 低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児[代謝・排泄機能が未熟である。 ] 食道通過障害のある患者[食道潰瘍が起こることがある。 ] 重要な基本的注意 小児のインフルエンザに伴う発熱に対しては、原則として本剤を投与しないこと。 消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。 慢性疾患(変形性関節症)に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。 長期投与する場合には定期的に臨床検査(尿検査、血液検査及び肝機能検査等)を行うこと。 また、異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な措置を講ずること。 薬物療法以外の療法も考慮すること。 急性疾患に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。 急性炎症、疼痛、発熱の程度を考慮し投与すること。 原則として同一薬剤の長期投与を避けること。 原因療法があればこれを行うこと。 患者の状態を十分観察し、副作用の発現に留意すること。 過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがあるので、特に高熱を伴う幼小児及び高齢者又は消耗性疾患の患者においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。 感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染による炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に投与すること。 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。 高齢者及び小児には副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。 めまい、眠気があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させること。 相互作用 クマリン系抗凝血剤 ワルファリン その抗凝血作用を増強することがあるので注意し、必要があれば減量すること。 以下のような機序が考えられる。 in vitroにおいて、本剤がワルファリンをアルブミン結合部位から遊離置換させ、遊離の活性ワルファリンが増加するとの報告がある。 本剤のプロスタグランジン生合成抑制作用により血小板凝集が抑制され、血液凝固能が低下する。 本剤のプロスタグランジン生合成抑制作用により消化管粘膜障害が起こり、出血が起こりやすくなる。 第Xa因子阻害剤 出血の危険性を増大させるおそれがある。 抗血栓作用を増強するためと考えられる。 リチウム製剤 炭酸リチウム 血中リチウム濃度を上昇させ、リチウム中毒を起こすことがあるので血中のリチウム濃度に注意し、必要があれば減量すること。 本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成抑制作用により、炭酸リチウムの腎排泄が減少し血中濃度が上昇するためと考えられる。 チアジド系利尿剤 ヒドロクロロチアジド等 その利尿・降圧作用を減弱するおそれがある。 本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成抑制作用により、水、ナトリウムの排泄を減少させるためと考えられる。 降圧剤 ACE阻害剤、 アンジオテンシンII受容体拮抗剤等 その降圧作用を減弱するおそれがある。 本剤のプロスタグランジンの生合成抑制作用により、これらの薬剤の降圧作用を減弱させる可能性がある。 降圧剤 ACE阻害剤、 アンジオテンシンII受容体拮抗剤等 腎機能を悪化させるおそれがある。 本剤のプロスタグランジンの生合成抑制作用により、腎血流量が低下するためと考えられる。 副作用 本剤(散剤を含む)の臨床試験は、二重盲検比較試験を含め国内の施設において実施され、適応疾患を対象とした臨床成績の概要は次のとおりである。 9) 〔再評価集計(1977年7月)〕 本剤(散剤を含む)の臨床試験は、二重盲検比較試験を含め国内17施設において、急性上気道炎を含む発熱患者を対象に実施され、その有効率(やや有効以上)は89. 〔再評価集計(1994年9月)〕 薬効薬理 一般名 メフェナム酸 一般名(欧名) Mefenamic Acid 化学名 2- 2,3-Dimethylphenylamino benzoic acid 分子式 C 15H 15NO 2 分子量 241. ジエチルエーテルにやや溶けにくく、メタノール、エタノール(95)又はクロロホルムに溶けにくく、水にほとんど溶けない。 水酸化ナトリウム試液に溶ける。 分配係数 pH1. 2(日局、第1液)6. 7Pow=(オクタノール相のメフェナム酸濃度/水相のメフェナム酸濃度)(フラスコ振とう法) KEGG DRUG 包装. 門間和夫, 日本薬剤師会雑誌, 34 8 , 745-752, 1982. Buchanan RA,et al. , Curr Ther Res Clin Exp. , 10 11 , 592-599, 1968. 金澤知徳, 臨床病理, 28 5 , 487-491, 1980. 社内資料:メフェナム酸の血中濃度、尿中排泄(ヒト). 千葉 寛ほか, 薬物動態, 9 Suppl , S144-S147, 1994. Flower R,et al. , Nat New Biol. , 238 82 , 104-106, 1972. Glazko AJ, Ann Phys Med. , Suppl , 23-36, 1966. 飯塚義夫ほか, 日本薬理学雑誌, 70 5 , 697-705, 1974. Scherrer RA,et al. , Antiinflammatory Agents Chemistry and Pharmacology, 1, 46-64, 1974 Academic Press. Winder CV,et al. , Ann Phys Med. , Suppl , 7-16, 1966. Wax J,et al. , J Pharmacol Exp Ther. , 192 1 , 172-178, 1975. Cashin CH,et al. , Br J Pharmacol. , 34 1 , 148-158, 1968. Flower RJ,et al. , Biochem Pharmacol. , 23 10 , 1439-1450, 1974 作業情報 改訂履歴 2013年10月 改訂 2018年1月 改訂 第14版 文献請求先 主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。 第一三共株式会社 103-8426 東京都中央区日本橋本町3-5-1 0120-189-132 主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。 ファイザー株式会社 151-8589 東京都渋谷区代々木3-22-7 0120-664-467 お問い合わせ先 主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。 第一三共株式会社 103-8426 東京都中央区日本橋本町3-5-1 0120-189-132 主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。

次の

メフェナム酸:ポンタール

ポンタール 市販薬

 1.痛みの種類 「痛み」と聞いて皆さんはどのようなイメージをお持ちですか?痛みにも大きく、3つの種類があります。 怪我をした、足をひねった、歯が痛い、喉が痛い、胃が痛い、火傷、筋肉痛など、原因は、体のどこかで炎症がおきている場合がほとんどです。 侵害性受容性疼痛と比べて、長引いたり、治療が難しいことがあります。 通常痛みに用いられる痛み止めは、非ステロイド性抗炎症薬と呼ばれる薬です。 ステロイドでなく、炎症を和らげる薬という意味で、鎮痛や解熱の作用があります。 炎症のあるところで産生され、疼痛や発熱を起こすプロスタグランジンという物質がありますが、これを産生する酵素を阻害するために、これらの物質が作られなくなって、鎮痛や解熱作用を発揮します。 痛みの種類に応じて、せっかくお薬を飲んでいても効果がないということもあります。 一般には、非ステロイド性抗炎症薬(内服薬や湿布)が効果があるのは、侵害受容性疼痛に対してで、神経障害性疼痛に対してはあまり効果がありません(例外もありますが)。 お薬を飲んでいても、症状が改善されない場合は、直ぐに病院を受診し、原因を特定し、治療に専念しましょう。 2.困った時は、この痛み止め(市販薬:内用薬) 今回は、侵害受容性疼痛、皆さんが一般にイメージする痛みに対する薬について、実際にドラッグストアに勤める薬剤師に聞いてみた痛み止めの薬についてご説明します。 ご自分の症状にあったお薬を、店舗の薬剤師の方と相談しながら服用しましょう。 ロキソニンS(ロキソプロフェン) 処方医薬品であるロキソニンと成分・量が同じで、痛みや熱の原因物質をすばやく抑え、すぐれた鎮痛効果・解熱効果を発揮します。 胃への負担が気になる方は、胃を守る成分を配合しているロキソニンSプラスをおすすめします。 又、鎮痛補助成分であるアリルイソプロピルアセチル尿素を含み、より鎮痛効果を高めたロキソニンSプレミアムも販売されております。 他にも、ロキソプロフェンの成分を同量含む市販薬があります。 ・ロキソプロフェン錠「クニヒロ」 皇漢堂 ・エキセドリンLOX ライオン ・ユニペインL 小林薬品工業 など 添加物に違いがありますが、期待できる効果は同等と考えて良いでしょう。 また、ロキソプロフェンの成分と他の成分が配合されている市販薬があります。 多くのイブプロフェンを含む市販薬は、成分量が150mgで1日3回が通常ですが、こちらは、1錠で200mg含んでおり、4時間以上間隔をあけて、1日3回までの服用ができます。 ケロリン(アセチルサリチル酸) 1包あたり、アセチルサリチル酸を600mg、鎮痛効果を高めるケイヒ末60mgを配合しています。 昔からあるお薬なので、効果も期待でき、安心して飲むことができます。 ケロリンと聞くと、銭湯にある黄色いプラスチックの桶を想像しますよね。 バファリンプレミアム イブプロフェン65mg、アセトアミノフェン65mgの2つの成分が1:1で配合されており鎮痛効果を発揮します。 また、それに加えて鎮痛補助成分がある無水カフェインとアリルイソプロピルアセチル尿素が配合されています。 胃への負担を減らすため、乾燥水酸化アルミニウムゲルも配合されていますので、胃に不安がある方におすすめします。 3. 困った時は、この痛み止め(市販薬:外用薬) 続いて、湿布薬やゲル・ローションなどの外用薬として販売されている痛みを抑える市販薬をご紹介します。 ボルタレンEXテープ 炎症を抑えるジクロフェナクナトリウムを配合し、優れた鎮痛効果を発揮します。 24時間効果が持続するため、1日1回の使用で効果が期待できます。 テープの他に、ゲル、ローション、スプレータイプも販売されています。 ロキソニンSテープ 医療用でも使用される成分であるロキソプロフェンナトリウムを配合し、優れた鎮痛効果が期待できます。 市販薬として新しいお薬ですので、要指導医薬品に分類され、店頭で、薬剤師の情報提供が義務付けられています。 テープの他に、パップ、ゲルタイプも販売されています。 そのため、薬剤師がいる薬局・ドラッグストアでの店舗でしか購入することができません。 フェイタス5. 0 鎮痛消炎成分であるフェルビナクが多く含まれており、又、貼り心地、清涼感を高めるためにメントール、又、血行を促進するビタミンE等が配合されています。 他に、温感タイプのものも販売されています。 4.飲み薬と湿布薬などの外用薬はどちらが良い? 基本的に、痛みが局所であり、症状が急性の場合には、局所に即効性がある外用薬をおすすめします。 湿布などで皮膚がかぶれやすい方や、痛みが広範囲の場合は、飲み薬が適します。 非ステロイド性抗炎症薬には、鎮痛の他に解熱作用もありますが、風邪などの発熱に対して解熱作用を期待する場合にも飲み薬が用いられます。 飲み薬と湿布薬は併用しても通常は問題ありません。 5.困った時はこの痛み止め(処方医薬品) 症状、痛みの種類、痛みのレベルに応じて、医療の場では、様々なお薬があります。 一般的な幅広い痛みに対して処方される非ステロイド性消炎鎮痛薬、又、その他にも、さらに鎮痛効果の高い、弱オピオイド鎮痛薬、強オピオイド鎮痛薬があります。 ここでは、非ステロイド性抗炎症薬についてどんな薬があるか、ご紹介します。 病院で処方される代表的な非ステロイド性抗炎症薬 ・ボルタレン(主成分:ジクロフェナクナトリウム) ・セレコックス(主成分:セレコキシブ) ・ハイペン(主成分:エトドラク) ・ロキソニン(主成分:ロキソプロフェン) ・カロナール(主成分:アセトアミノフェン) ・ブルフェン(主成分:イブプロフェン) ・セルタッチ(主成分:フェルビナク) 等 上記の中で、現在、市販薬の飲み薬として発売が承認されている成分は、ロキソプロフェン、アセトアミノフェン、イブプロフェンです。 又、外用薬としては、ジクロフェナクナトリウム、フェルビナクを含む市販薬もあります。 6.痛み止めの注意点 6-1 痛み止めで注意が必要な副作用 痛み止め(非ステロイド性抗炎症薬)は、効果が期待できるお薬であるほど、副作用のリスクもあります。 副作用としては特に、胃腸障害、とりわけ胃粘膜への負担があります。 程度には個人差がありますが、軽い胃の痛みから、激痛により立ち上がれなくなる方もいらっしゃいます。 そのため、胃腸が弱い方や消化潰瘍の方は、服用には注意が必要です。 長期に連用していると腎機能障害をきたすこともあります。 セレコックスはCOX-2阻害薬といわれる新しいタイプの薬で、従来の消炎鎮痛剤に比較して胃腸の副作用が少ないとされていますが、それでも注意が必要です。 心配な方は、 ・空腹時での服用を避ける ・胃薬と一緒に服用する ・胃を保護する成分が一緒に配合されているようなお薬を選択し、服用する などの対策をしましょう。 6-2 痛み止め(非ステロイド性抗炎症薬)を服用しても効果がない場合 痛み止めを服用しても効果がない場合に、自己判断で、服用する量を多くしたり、複数のお薬を同時に飲むようなことは絶対にしないようにしましょう。 早めに医療機関を受診し、原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。 骨や神経の疾患が原因となっている可能性があります。 より鎮痛効果の高いとされている、弱オピオイド鎮痛薬、強オピオイド鎮痛薬は、市販では販売されておらず、医師の指示のもと服用しなければなりません。 7.おわりに 軽度な痛みの症状で原因が分かっているような場合、市販薬を購入し、一時的に様子をみられるのは良いとは思います。 ただ、痛みにも様々な原因がありますので、原因が他にある場合、お薬をいくら飲んでも全く効果がでない場合もあります。 そのため、数日お薬を飲んでみても、痛みが改善しない場合は、手遅れになる前に早めに病院を受診し、原因を特定して、適切なお薬を医師に処方してもらうようにしましょう。

次の