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[B! ニュース] 2020年注目の技術トレンド10項目「マルチエクスペリエンス」など、ガートナー

マルチ エクスペリエンス

アプリケーション開発はいまやスマートフォン、タブレット、テレビでの使用も考慮して設計する必要があります。 大手からベンチャーまで、さまざまな事例が取り上げられており、それを参考に実際に試して自分のものとして取り入れることもできるでしょう。 また、現状のみならず将来を見据えた視点から書かれており、今後のウェアラブルデバイスやモノのインターネット IoT といった時代をにらんだ本質的な議論は、非常に有益です。 将来の方向性まで示してくれる一冊です。 Michal Levin ミカル・レビン :GoogleのシニアUXデザイナー。 ウェブ、モバイル、テレビのUXデザインの分野で活躍。 2009年にGoogleに入社し、Googleイスラエル初のUXデザイナーとなった。 その後、カリフォルニア州マウンテンビューのGoogle本社に移る。 Googleでは、データ分析からデータビジュアライゼーション、検索、業務アプリケーション、セキュリティまで、さまざまなプロダクト領域のUXデザインを指揮している。 また、エコシステムデザインコンセプトや異なるスクリーンサイズのデザインについて、主要国際UXカンファレンスでプレゼンテーションを行っている。 さらに、2012年からスタートアップ企業を支援するUpWest LabでのUXメンターを務める。 Google入社前は、革新的モバイルエコシステムの開発を手がけるタートアップ企業ModuでUXスペシャリストとしての経験や、イスラエルのトップUXデザインコンサルタント会社のTZURのシニアUXエキスパートとしての経験がある。 休日は、ライブコンサートに行ったり、ダンスをしたり、ランニングをしたりしている。 最近、初めての「タフ・マダー」 泥んこ長距離障害物走 に参加した。 テルアビブ大学から、2つの学士号 心理学およびビジネスマネジメント、コミュニケーション を授与されている。 レビン,ミカル GoogleのシニアUXデザイナー。 ウェブ、モバイル、テレビのUXデザインの分野で活躍。 2009年にGoogleに入社し、Googleイスラエル初のUXデザイナーとなった。 その後、カリフォルニア州マウンテンビューのGoogle本社に移る。 2012年からUpWest LabでUXメンターを務める。 その後、Salesforceを使用した開発を行うテラスカイに勤務。 精密機械に向けたマニュアル等の取り扱い情報制作、およびUI設計支援に携わるテクニカルコミュニケーター 本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです マルチデバイス コアデバイスはPC、スマートフォン、タブレットとテレビの4つ の時代に、IoTの時代を見据えて、 どのように各デバイス上でUXを実現するか、そのヒントとフレームワークを与えているのが本書です。 訳者まえがきにあるように「世の中にUIやUXに関する本は数多く存在しますが、このような視点で語られている書籍は多くない」ようです。 著者が提唱しているのは、一貫性 Consistent ,連続性 Continuous ,補完性 Complementary の"3C"であり、 各デバイスで同じコンテンツとコアとなる機能を実現してあげること、ユーザの利用シーンとして複数のデバイス間にまたがって目的を達成するコンテキストを想定したデザインにすること、複数のデバイスを同時に使うインタラクションを考えることです。 言葉での理解は難しいかもしれませんが、本書は具体的な先進的事例を多数あげており、Googleはもちろん、Trulia、Hulu、IntoNow、Allrecipesなどのアメリカのサービスを通して、3Cの具体的な実現例を見ることができます。 レスポンシブの賛否もコラムとして載せられていますが、もう少し踏み込んで書かれてあってもよかったかもしれません。 UXに銀の弾丸はないので、具体的な手法が書かれているわけではありません。 あくまでマルチデバイスでの考え方のヒントとして本書は読者に感化を与えてくれると思います。 デザインは詳しくないので、素人の意見となる事ご容赦です。 本書は、同一のサービスをスマホ、タブレット、パソコンから利用する際に、それぞれのアプリケーションがどうあるべきかという事についてまとめられています。 例えば料理のアプリでもスマホでは買い物目的の材料一覧表示に注力し、タブレットで作り方の表示を凝るというようにです。 私自身はIoT関係の研究でスマホ、タブレットのアプリがどのようになっていくのかを調査するために買いました。 本書はアプリの仕様をどのように考え、どうシステム開発を行っていくかという事を知るには有効と感じました。 実装に関するコードサンプルが目的では、この本は購入しない方が良いと思われます。 個人的にはディスカッションの項目が具体的になっていて面白かったです。 マルチデバイスでのサインインやインストールの重要性であるとか、そういう事に触れています。

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徹底解説!スマホアプリでファストパス取得の使い方や注意点まとめ!

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Azure Spatial Anchors の共有エクスペリエンスへの統合 4. Integrating Azure Spatial Anchors into a shared experience• この記事の内容 このチュートリアルでは、Azure Spatial Anchors ASA を共有エクスペリエンスに統合する方法を学習します。 In this tutorial, you will learn how to integrate Azure Spatial Anchors ASA into the shared experience. ASA により複数のデバイスが現実の世界への共通の参照を持てるようになり、ユーザーは互いの姿をその現実の物理的な位置に見たり、共有エクスペリエンスを同じ場所で見たりすることができるようになります。 ASA allows multiple devices to have a common reference to the physical world so that the users see each other in their actual physical location and see the shared experience in the same place. 目標 Objectives• ASA を共有エクスペリエンスに統合し、複数デバイスで位置合わせする Integrate ASA into a shared experience for multi-device alignment• ASA がローカル共有エクスペリエンスのコンテキストでどのように機能するかについての基本を学ぶ Learn the fundamentals of how ASA works in the context of a local shared experience シーンの準備 Preparing the scene [Hierarchy] ヒエラルキー ウィンドウで SharedPlayground オブジェクトを展開し、 TableAnchor オブジェクトを展開してその子オブジェクトを公開します。 Tutorials. Tutorials. In this section, you will configure a series of button events that demonstrate the fundamentals of how Azure Spatial Anchors can be used to achieve spatial alignment in a shared experience. [Hierarchy] ヒエラルキー ウィンドウで Button オブジェクトを展開し、 StartAzureSession という名前の最初の子ボタン オブジェクトを選択します。 In the Hierarchy window, expand the Button object and select the first child button object named StartAzureSession: [Inspector] インスペクター ウィンドウで Interactable Script コンポーネントを探し、 OnClick イベントを次のように構成します。 In the Inspector window, locate the Interactable Script component and configure the OnClick event as follows:• "None Object " なし オブジェクト フィールドに、 TableAnchor オブジェクトを割り当てる To None Object field, assign the TableAnchor object• In the Hierarchy window, select the second child button object named CreateAzureAnchor, then in the Inspector window, locate the Interactable Script component and configure the OnClick event as follows:• "None Object " なし オブジェクト フィールドに、 TableAnchor オブジェクトを割り当てる To None Object field, assign the TableAnchor object• 表示される新しい "None Game Object " なし ゲーム オブジェクト フィールドに、 TableAnchor オブジェクトを割り当てる To the new None Game Object field that appears, assign the TableAnchor object [Hierarchy] ヒエラルキー ウィンドウで ShareAzureAnchor という名前の 3 番目の子ボタン オブジェクトを選択して、[Inspector] インスペクター ウィンドウで Interactable Script コンポーネントを探して OnClick イベントを次のように構成します。 In the Hierarchy window, select the third child button object named ShareAzureAnchor, then in the Inspector window, locate the Interactable Script component and configure the OnClick event as follows:• "None Object " なし オブジェクト フィールドに、 TableAnchor オブジェクトを割り当てる To None Object field, assign the TableAnchor object• "None Object " なし オブジェクト フィールドに、 TableAnchor オブジェクトを割り当てる To None Object field, assign the TableAnchor object• In the Hierarchy window, expand the SharedPlayground object and select the TableAnchor object. [Inspector] インスペクター ウィンドウで Spatial Anchor Manager Script コンポーネントを探し、このチュートリアル シリーズの「」の部分で作成した Azure Spatial Anchors アカウントからの資格情報を使用して、 [Credentials] 資格情報 セクションを構成します。 Then in the Inspector window, locate the Spatial Anchor Manager Script component and configure the Credentials section with the credentials from the Azure Spatial Anchors account created as part of the for this tutorial series:• "Spatial Anchors Account ID" Spatial Anchors アカウント ID フィールドに、Azure Spatial Anchors アカウントからの アカウント ID を貼り付ける In the Spatial Anchors Account ID field, paste the Account ID from your Azure Spatial Anchors account• "Spatial Anchors Account Key" Spatial Anchors アカウント キー フィールドに、Azure Spatial Anchors アカウントからのプライマリまたはセカンダリ アクセス キー を貼り付ける In the Spatial Anchors Account Key field, paste the primary or secondary Access Key from your Azure Spatial Anchors account TableAnchor オブジェクトを選択したまま、[Inspector] インスペクター ウィンドウですべてのスクリプト コンポーネントが有効になっていることを確認します。 With the TableAnchor object still selected, in the Inspector window, make sure all the script components are enabled:• Spatial Anchor Manager Script コンポーネントの隣にあるチェックボックスをオンにして有効にする Check the checkbox next to the Spatial Anchor Manager Script components to enable it• Anchor Module Script Script コンポーネントの隣にあるチェックボックスをオンにして有効にする Check the checkbox next to the Anchor Module Script Script components to enable it• Sharing Module Script Script コンポーネントの隣にあるチェックボックスをオンにして有効にする Check the checkbox next to the Sharing Module Script Script components to enable it 空間的な位置合わせのエクスペリエンスを試す Trying the experience with spatial alignment 注意 Azure Spatial Anchors を Unity で実行することはできません。 Azure Spatial Anchors can not run in Unity. そのため、Azure Spatial Anchors の機能をテストするには、最低 2 台の HoloLens デバイスにプロジェクトを配置する必要があります。 Consequently, to test the Azure Spatial Anchors functionality, you need to deploy the project to a minimum of two HoloLens devices. Unity プロジェクトをビルドして 2 台の HoloLens デバイスに配置すると、Azure Anchor ID を共有してデバイス間で空間的な位置合わせを実現できます。 If you now build and deploy the Unity project to two HoloLens devices, you can achieve spatial alignment between the devices by sharing the Azure Anchor ID. これをテストするには、次の手順を実行します。 To test it out, you can follow these steps:• HoloLens デバイス 1 で次のようにします。 アプリケーションを開始する Rocket Launcher のインスタンスが作成され、テーブルに配置されます On HoloLens device 1: Start the application the Rocket Launcher is instantiated and placed on the table• HoloLens デバイス 2 で次のようにします。 アプリケーションを開始する 両方のユーザーが Rocket Launcher のあるテーブルを見ることができますが、テーブルは同じ場所には表示されず、ユーザー アバターはユーザーが実際にいるところに表示されません On HoloLens device 2: Start the application both users see the table with the Rocket Launcher, however, the table does not appear in the same place and the user avatars do not appear where the users are• HoloLens デバイス 1 で次のようにします。 [Start Azure Session] Azure セッションの開始 ボタンを押す On HoloLens device 1: Press the Start Azure Session button• HoloLens デバイス 1 で次のようにします。 [Create Azure Anchor] Azure Anchor の作成 ボタンを押す TableAnchor オブジェクトの場所にアンカーが作成され、アンカーの情報が Azure リソースに保存されます。 On HoloLens device 1: Press the Create Azure Anchor button creates anchor at the location of the TableAnchor object and stores the anchor information in the Azure resource. HoloLens デバイス 1 で次のようにします。 [Share Azure Anchor] Azure Anchor の共有 ボタンを押す 他のユーザーとアンカー ID がリアルタイムで共有されます On HoloLens device 1: Press the Share Azure Anchor button shares the anchor ID with other users in real-time• HoloLens デバイス 2 で次のようにします。 [Start Azure Session] Azure セッションの開始 ボタンを押す On HoloLens device 2: Press the Start Azure Session button• HoloLens デバイス 2 で次のようにします。 [Get Azure Anchor] Azure Anchor の取得 を押す Azure リソースに接続して共有アンカー ID のアンカー情報が取得され、TableAnchor オブジェクトは HoloLens デバイス 1 でアンカーを作成した場所に移動します On HoloLens device 2: Press the Get Azure Anchor button connects to the Azure resource to retrieve the anchor information for the shared anchor ID, then moves the TableAnchor object to the location where the anchor was created with the HoloLens device 1 結論 Congratulations このチュートリアルでは、Azure の強力な Spatial Anchors を統合して、複数のデバイスを共有エクスペリエンスの中に配置する方法を学習しました。 In this tutorial, you learned how to integrate Azure's powerful Spatial Anchors to align devices in a shared experience. これでこのチュートリアル シリーズは終了となります。 Photon アカウントとアプリケーションを設定し、Photon と PUN を Unity アプリケーションに統合し、ユーザー アバターと共有オブジェクトを構成し、最後に ASA を使用して複数の参加者を配置する方法を学習しました。 This also concludes this tutorial series where you have learned how to set up a Photon account and application, integrate Photon and PUN into a Unity application, configure user avatars and shared objects, and finally align multiple participants using ASA. 関連記事.

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CIOが知るべき、2020年における5つのデジタル技術トレンド:Gartner Insights Pickup(156)

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今回の内容• エクスペリエンスというキーワード• 新しいエクスペリエンスを渇望する世界• エクスペリエンスの時代への突入 エクスペリエンスというキーワード ITの世界でおそらく、いま最も注目を集めている言葉はエクスペリエンスであろう。 少なくとも、米国のeビジネス関係者にとっては、一番重要な戦略目標であるのは間違いない。 マイクロソフトが新しいOSやOfficeのキーワードとして「エクスペリエンス」を採用したことで日本でもこの言葉の認知率は高まったが、その意味するところについてはまだまだ浸透しているとはいえない。 さて、エクスペリエンスとは「体験」と訳す向きもあるが、この訳はあまり適切ではない。 一言でいえば「 これまでになかった体験」と表した方がピンとくる概念である。 具体例を挙げよう。 ソニーの初代ウォークマン「TPS-L2」。 その登場は、「音楽を屋外に持ち出す」という新しい体験をユーザーにもたらした 1980年代に急速に世の中に広まったソニーの「ウォークマン」は、現在流に表せば「エクスペリエンス」だった。 ウォークマンの出現以前は音楽といえば「建物の中で耳にするもの」であり、「自由に外に持ち出すことはできないもの」であった。 ソニーの故・盛田会長の著書『Made in Japan』中のエピソードに、かつて盛田氏が滞在したニューヨークで、若者が路上で大きなラジカセを肩に担ぎながら音楽をストリートで楽しんでいる光景を目にして、「音楽を外に持ち出す」ことの市場性を確信したというくだりがある。 盛田氏のその確信どおり、ウォークマンは世界的な大ヒット商品となり、世界中の人々のライフスタイルを大きく変えることになった。 エクスペリエンスの定義をもう少し明確にしてみよう。 「これまでになかった体験」に加えてもう1つ重要な要素がある。 それは「 これまで妥協してきたものを打ち破るもの」という定義である。 先のウォークマンの例でいえば、「通勤電車の中や買い物で街を歩いているときには、好きな音楽は聴けない。 なぜならラジカセは重たいし、持ち出してもイヤホンは音質が良くない」といった「音楽を屋外に持ち出せない理由」が存在していた。 われわれはウォークマン以前はこれらの理由を当然のこととして受け入れ、「屋外では自由に音楽を聴かなくてもいい」と妥協してきたのである。 同じくソニーの製品で別の例を挙げみよう。 家庭用VTRの登場は、「連続ドラマを見るためには放送時間までに家に帰らなければならない」という妥協を打ち破ってくれた。 パスポートサイズの8ミリビデオの出現は、「自分の子供の成長を簡単に記録するのは静止画、つまり写真以外にはない」という当時の妥協を打ち破ってくれた。 このようにウォークマンも家庭用VTRも8ミリビデオもすべて「エクスペリエンス」をわれわれに提供してくれた製品である。 ではいま、なぜ急速にこのエクスペリエンスが注目を集めているのか。 そこにITの登場がある。 平たくいえば、IT技術を用いることで「妥協してきたものを打ち破るこれまでなかった体験」を提供できる可能性が飛躍的に増えたからである。 その具体例が、例えばインターネットを用いた新しいエクスペリエンスである。 eメール以前は、他人と連絡を取り合うのには、家あるいは職場に電話をかけるか(どちらにいるか把握しなければならないし、相手が忙しくない時間を見計らってかけなければならなかった)、場合によっては手紙を書くか、いまにして思えば不便な世界だった。 アマゾン・ドット・コムやeショッピングブックスの登場以前は、本が欲しいなら必ず書店に出向かなければならなかったし、10冊も本を買い込んだ日にはひいひいいいながら自宅まで持ち運ぶ必要があった。 インターネットが当初爆発的に人々の関心を集めたのは、この新しいエクスペリエンスの可能性が彼らの興味を強く刺激したからである。 新しいエクスペリエンスを渇望する世界 このように説明すると、インターネットをベースにしたビジネスモデルはすべて「エクスペリエンス」であるかのように受け取られるかもしれない。 しかし、答えはおそらくそうではない。 1つは、インターネットの黎明期には目新しかった体験も、いまでは慣れてしまったため、必ずしもそうではなくなってしまったものが多いということ。 とりわけ日本においては、エクスペリエンスの設計というのはそれほど重要視されていない。 例えば、パソコンを購入したときに付いてくる膨大なマニュアル。 マニュアルは通常多数の分冊からなる。 こちらも市販本が必要な場合もある)に目を通さないとパソコンの世界に入ることができない。 とてもエクスペリエンスが設計されている状況とはいいづらいのがパソコンの世界といえる。 これはパソコンを前にして、われわれが当たり前のように妥協してしまっているのである。 そして、これはいつかは打ち破られるべき妥協なのだ。 現に家庭用コンピュータともいえるプレイステーションは、ユーザーにこの対極ともいえるエクスペリエンスを提供している。 プレイステーションは購入してくると、たぶん家庭用VTRやラジカセと同じくらい簡単に設置できる。 小学生のうちの娘でもできるだろう。 しかもその上で走るソフトウェア(つまりゲームソフト)はすべて「直感的に操作できる」ものばかりである。 おそらく家庭用ゲーム機のソフトで、パソコン学校に通ってインストラクターに使い方を教授してもらわなければ遊べないものは、1本も発売されていない。 パソコンについては、コンピュータ会社にお願いするとして、インターネットビジネスを行っているWebサイトを覗いてみても、エクスペリエンスについてはお寒い状態だ。 まず圧倒的多数は「迷路のように目的地にたどり着けないサイト」になってしまっている。 インターネットユーザーは、新製品の情報が欲しいとか、預金口座を開きたいとか、電車の時刻表を調べたいとか、何らかの目的を持ってサイトにやって来るものだ。 ところが、多くのサイトがエクスペリエンスの設計を重視していないがために、 「情報は存在するが、情報までの道筋が分からない」サイトが続出してしまっている。 この状況は「1ページ、1ページを表示するのに時間がかかる」という日本の通信事情と相まって「もうやってられないから別のサイトを探してみよう」あるいは「インターネットで探すのはやめよう」という結果を生み出している。 本来、生活が便利な方向に変わるのではないかという期待感をベースに増加してきたインターネットユーザーが、真のエクスペリエンスを心から渇望する状況が生まれているのである。 エクスペリエンスの時代への突入 実は成功しているeビジネス、つまり世の中から支持され、 収益化への道筋が見えているeビジネスと、失敗するeビジネスの違いはエクスペリエンスの設計にあるといわれている。 具体例をご覧いただこう。 海外への出張が多く、レンタカーを使う方はのハーツ 1クラブゴールドという会員制のサービスをご存じの方も多いだろう。 例えば私がサンフランシスコ出張に出掛けたとしよう。 車の予約は普通のユーザーも 1クラブゴールド会員も、さしてエクスペリエンスとしては変わらないかもしれない。 違いは空港に到着してからである。 もし私が普通のユーザーだとすると、12時間のフライトを終えて荷物をピックアップしてHertz社のピックアップバスに乗り込んでから(通常、すでに到着後1時間ぐらい経過している)、さらにうんざりすることになる。 それはレンタカー会社のカウンターの行列だ。 おそらく先約が20名ほど列を成している。 4〜5カ所のカウンターが開いているが、それでも自分の番がくるまでに待つだけでうんざりしてしまうような時間がかかる。 ようやく自分の番がくると、なぜ列の進み方が遅いのかが分かる。 まずは予約した乗用車のグレードの確認、免許証の確認、クレジットカードの提示から始まり、損害賠償保険の範囲を決めたり、返却時のガソリンをどうするかについてのオプションの決定など、カウンターで15分以上もいろいろな手続きを行うことになる。 最後に一通り書類に目を通してサインをすることで、ようやく自分が運転できる乗用車に対面できるというわけである。 もし私がハーツ 1クラブゴールド会員だったら、話はまったく違う。 空港で荷物をピックアップして、Hertz社のバスに乗り込むと「ハーツ 1クラブゴールド会員の方は先にここで降りてください」という社内アナウンスがある。 車を降りてみると「Welcome Mr. Takahiro Suzuki(鈴木貴博様ようこそ)」という電光掲示板のメッセージとともに、私が乗るべき乗用車がかぎ付きで駐車場に置いてある。 普通会員が行うべき各種の確認手続きは、すべて「いつものやつで」ということで済んでいるのである。 このハーツ 1クラブゴールドという仕組みは、全米の多忙なビジネスマンにまったく新しいエクスペリエンスを提供した。 考えてみれば極めてIT的かつインターネット的なエクスペリエンスだ。 私のいつもの情報をハーツ社のほうで持っていてくれる、つまりITのデータベースが存在し、しかもそれをITのセキュリティが守ってくれるとともに、私の出張先のハーツの営業所にネットワークでその情報が送られているからこそ成立するという意味においては IT抜きにはこのエクスペリエンスは提供できない。 一方で、なぜほかのレンタカー会社が同様なサービスを展開できないのであろうか。 実は、このハーツ型のエクスペリエンスを提供するに当たっては、営業所の業務フローの再設計、基幹系の予約システムの改変、顧客とのインターフェイスの再設計、マーケティングプログラムの見直しなどレンタカー会社が 行うべき仕事をすべて横断してユーザーエクスペリエンスデザインをやり直さなければならない。 ハーツ社はこの野心的なビジネスプロセスの再設計をわずか2年間で成し遂げた。 他社はハーツの新しいエクスペリエンス出現後数年たっても、まだ新しいビジネスプロセスの設計に成功していない。 このレベルのエクスペリエンスの設計には、高度なITの知識と、深い顧客プロセスに対する洞察が必要なのである。 ハーツの例は、いま多くのサービス産業が直面している課題を内包している。 単にインターネットをちょっと活用して新しいサービスを始めるという世界と、本格的な業務プロセスを再設計して、新たなシステム投資を行って新しいエクスペリエンスを提供する世界では明らかにかかわるべき人々の数、部署の数、打破すべき課題の量が異なるのである。 そしていま、 世の中で渇望されている新たなエクスペリエンスは、後者のアプローチが不可欠なレベルに突入しているのである。 これからのシリーズでは、さらに具体的に掘り下げて、エクスペリエンスがどのようにビジネスを変えていくのかという点や、どうすれば顧客から大きな支持を得るエクスペリエンスが設計できるのかという点について論じていきたい。 連載記事の内容について、ご質問がある方はへどうぞ。 ネットイヤーグループ株式会社取締役SIPS(ストラテジック・インターネット・プロフェッショナル・サービス)事業部長。 SIPS事業部全体のマネージメントを担当している。 組織改編以前は取締役チーフストラテジックオフィサー CSO としてビジネス戦略に携わる。 ネットイヤーグループ株式会社入社以前は、コンサルタントとしてボストンコンサルティンググループに勤務。 ビジネス戦略コンサルティングを専門とし、13年間にわたり超大手ハイテク企業等、経営トップをクライアントとしてきた。 エレクトリックコマース戦略、メディア戦略、モバイル戦略など未来戦略に 関わるプロジェクトの責任者を歴任。 ハイテク以外の業種に対してもCRM(顧客リレーションシップマネジメント)、金融ビッグバン対応、規制緩和戦略、日本市場参入戦略などさまざまなプロジェクトを経験。 ネットイヤーグループ株式会社 日本で初めてのSIPS(戦略的インターネットプロフェッショナルサービス)会社。 SIPSは「戦略」「テクノロジー」「ユーザーエクスペリエンス デザイン」の専門チームにより成功するeビジネスを支援し、大規模なeビジネスのパートナーとしてビジネスモデル構築、ソリューション開発、ユーザーインターフェースデザインなどをエンド・トゥ・エンドで提供する。 2001年2月にはeCRM事業部を立ち上げ、SIPS事業における戦略分野として、eCRM事業を推進している。 メールアドレス: ホームページ:.

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