俺ガイルssベタ惚れ。 #6 もしも一色いろはが比企谷八幡にベタ惚れだったら

やはりわたしの青春ラブコメはまちがっている。

俺ガイルssベタ惚れ

小町「……俺ガイル?なにこれ」 八幡「あっ」 八幡「おま…それ……」 小町「ねえ…この小説……まさかお兄ちゃんが書いたの?」 八幡「ど、どうでもいいだろ……それよりなんで俺の部屋に勝手に入ってるんだよ」 小町「なんでって…いつものことじゃん」 小町「お兄ちゃんがぜんぜん掃除しないからいつも小町が掃除してあげてるんでしょ」 八幡「そ、そういやそうだったな……」 小町「にしてもこの小説……いくらぼっちでモテないとはいえ…」 小町「妹として恥ずかしいよ、これは」 八幡「ほ、ほっとけ……別にいいだろ妄想なんだから」 小町「でもこれ主人公お兄ちゃんじゃん」 小町「それにこのって人、クラスメイトでしょ?」 八幡「……」 小町「この人現実じゃお兄ちゃんと接点全くないよね」 小町「なのに妄想で『ヒッキー』とか呼ばせちゃってさ……気持ち悪いよ」 八幡「……接点ならある」 小町「一応聞いてあげる。 なに?」 八幡「……挨拶してもらった」 小町「何回?」 八幡「……三回」 小町「それ接点あるって言わないから」 八幡「だよな……はぁ」 小町「じゃあこの雪ノ下さんは?」 八幡「……話したことない……チラッと見ただけだ」 小町「うわぁ…さすがにそれは……」 八幡「……可愛いんだよ、仕方ないだろ」 小町「お兄ちゃん……残念すぎるよ」 小町「……一応聞いとくけどこれ全員」 八幡「現実にいる……」 小町「だよねぇ……って人は会ったことあるし」 小町「確か作家を目指してる人だよね?」 小町「お兄ちゃんより書くのがうまかったような……」 八幡「あいつは二次選考落ち、俺は一次選考落ちだ」 小町「……でもまあこんな妄想物語を書いてるようじゃ落ちるのも仕方ないよね」 小町「あのさー、少しは作中のお兄ちゃんを見習ったら?」 小町「作中のお兄ちゃんめちゃくちゃ格好良いよ、これなら小町惚れちゃいそうだもん」 八幡「……俺だってそうなりたいさ」 八幡「あんな格好良いぼっちになれたら最高だ……だけど現実は甘くねーんだよ」 八幡「いいよってくる女の子なんて一人もいない」 八幡「気にかけてくれる先生も可愛い男友達もいない」 八幡「そもそもあれだけの苦痛に耐えられる精神力もない」 八幡「そんな状態でどうすりゃいいんだよ」 八幡「俺だって奉仕部入りてーよ……ちくしょう」 小町「……」 小町「……一応言っとくけど小町にフラグは立たないからね?」 八幡「わかってるよ……現実の妹なんてそんなもんだ……はぁ」 八幡「誰でも良い……可愛い彼女がほしい……」 小町「……今のお兄ちゃん、惨めすぎて見てて可哀想になってきたよ」 小町「……しょうがないなぁ」 小町「小町が少しだけ力を貸してあげる」 八幡「……何をするつもりだよ」 小町「お兄ちゃんは女の子と付き合いたいんでしょ?」 八幡「というより…なんつーか俺ガイルみたいな青春が送りたい」 小町「その願い、叶えてあげる」 八幡「叶えるといっても……どうすんだよ」 小町「そりゃ、幸いみんな現実にいるんだし、現実にしちゃえば良いんだよ」 八幡「……は?」 小町「だからー、お兄ちゃんが自分の力で奉仕部を作るの」 八幡「コミュ障ぼっちの俺にそんなことできるわけねーだろ」 小町「あっ……お兄ちゃんのスペックだけはどうにもならないことを忘れてた」 八幡「小町……無駄に期待させんじゃねーよ」 小町「あははは……ごめんごめん」 小町「……じゃあ仕方ないからさ……いいよ」 八幡「?」 小町「小町のこと押し倒しても……いいよ?」 小町「だってほら、小町とだけは緊張せずに話せるでしょ?」 八幡「……とってつけたようなフォローはやめろ、泣きたくなってくる」 小町「あ、バレた?」 八幡「自分で小町フラグは立たないって言ってたじゃねーか」 小町「でも今のセリフ小町的にポイント高い!」 八幡「だからその露骨なフォローはやめろ。 あと俺の小説のフレーズパクるな」 小町「もうちょっと喜んでくれてもいいと思うなー。 小町ショック」 小町「あっ、そろそろ小町寝るね」 八幡「唐突だな」 小町「……布団に入ってきたりしないでね?」 八幡「しねーよ」 小町「だよね、分かってる」 八幡「なら言うんじゃねーよ」 小町「ごめんね。 でもさ……」 小町「もうちょっと積極的になれればモテるかも?……しれないよ」 小町「おやすみー」 八幡「まるで俺が本気を出せばモテるみたいな言い方だな……」 八幡「現実は甘くねーんだよ……現実はな」 翌日 八幡 ……お、だ 「やっはろー」 三浦「結衣遅い……あーし待ちくたびれたんだけど」ポチポチ 「ごめんごめん、今日寝坊しちゃって……」 八幡 ……今日も可愛いなのやつ ジー 八幡「……ふひ」ニヤニヤ 三浦「ねえ……あいつまた結衣のこと見てんだけど」 「……何か用なのかな」 三浦「結衣のこと好きなんじゃないのー」ポチポチ 「えぇ?……それはないかな」 「だって全然話したことないし……」 三浦「……あーしが一言言ってやろうか?気持ち悪いでしょ、あいつ」 「いや!いい!そんなことしなくて大丈夫だから!」 三浦「結衣がそういうならいいけどさ……」 「にしても」 「……」チラッ 八幡 ……やべ、今こっち見たぞ……俺に惚れてるのか? 「……やっぱりよく分かんないな」 八幡 ……確信した、は俺に惚れてる 八幡 目が三秒もあった……間違いない 八幡 一人の時に話しかけるか…… 昼休み 「あたしちょっとトイレ行ってくるね」 三浦「行ってらー……」ポチポチ 八幡 ……よし トイレの前 「……すっきりしたー」 八幡「あ、あの!」 「うわ!?」 八幡「め、メールアドレス交換してくれ!」 「え?え?なに?」 八幡「お願いだ!」 「……あたしに話しかけてる……のかな?」 八幡「…も、もちろんだ」 「そうなんだ…さ、さすがにびっくりしたよ…突然だし」 八幡「悪かった……つい」 「それと…話しかけてくるってことは……怒ってないの?」 八幡「……?何のことだ?」 「うんうん、それならいいの…気にしないで」 「それよりメアドだっけ?……じゃああたしの赤外線で送るね」 八幡「……交換の仕方が分からないんだが」 「……え、いや……本当に?」 八幡「い、いや冗談だ……赤外線な、赤外線……」ポチポチ 「……だ、大丈夫だよ、ほら!あたしが打ち込んであげるから」 八幡 やべぇ、手が触れた……これ俺に惚れてる。 間違いなく 「……はい、どうぞ」 八幡「あ、ありがとう」 「いつでもメールしてね、待ってるから」 八幡「ほ、本当に?」 「うん。 ほら…あたしいつも暇だし…暇だし」 八幡 ……暇?ってことはデートとか誘ってくれってことか? 八幡「じゃ、じゃあ日曜にでもあ!遊びに行かないか!」 「日曜……日曜……うん、暇かな…」 八幡「……じゃ、じゃあ日曜で!」 「うん、楽しみにしてるね……」 八幡 きたきたきたきた……これ……デートだよな? 「……どしたの?」 八幡「い、いや!なんでもない!」 「じゃあもう行っていいかな……優美子たち待ってるからさ」 八幡「す、すまん!どうぞ行ってくれ!」 「またメールするね!」タッタッ 八幡 小町……俺はやったぞ……夢みたいだがな……とデートだ 物陰 三浦 やけに遅いから見に来てみれば……マジうける 三浦 にしても結衣も面白いこと考えるじゃん…… 授業中 八幡「……ふへへ」ニヤニヤ 平塚「……つぎの問を……比企谷を飛ばして次のやつ、答えろ」 八幡「……ふへへへ」 平塚 あいつは相変わらずか……仕方ないな 放課後 八幡「デート…デート」ボーッ ドンッ 雪ノ下「きゃ!」 ドサッ 八幡「あっすいませ……ゆ、雪ノ下!?」 雪ノ下「……あなた誰?校内への侵入者かしら」 雪ノ下「いや、私の名前は知っているみたいだから……もしかしてストーカー?」 八幡「あっいや……俺はここの生徒で」 雪ノ下「そう……まあどうでもいいわ」 雪ノ下「これからはきちんと前を見……いえ、ごめんなさい」 雪ノ下「あなたのその腐った眼では前を見るのも大変でしょうね。 訂正するわ」 八幡「……すまん」 雪ノ下「それだけかしら?」 八幡「俺の前方不注意だ…すまん」 雪ノ下「……つまらない人ね」ボソッ 八幡「ん?今なんて」 雪ノ下「……さようなら」 八幡「……あ、ああ」 八幡 ……雪ノ下と会話しちまったよ……どうしちまったんだ今日は 八幡 もしかして雪ノ下は俺のことが好き?それでに嫉妬して…… 八幡 ……モテ期か?そうなのか? 八幡 ……スキップで帰りたい気分だ…いや、しないけど 家 小町「おかえりお兄ちゃん」 八幡「ただいま……」ニヤニヤ 小町「どしたの、気持ち悪い顔して」 八幡「……聞きたいか?」 小町「別に……」 八幡「聞きたいんだろ?」 小町「……全然」 八幡「……実はな、とデートすることになって」 小町「……また妄想?お兄ちゃんいい加減にした方がいいよ……小町悲しいよ」 八幡「驚くことに現実なんだよ……今度の日曜デートするんだ」 小町「本当?……お兄ちゃんが?あのさんと?」 八幡「ああ」 小町「へ、へぇー……デートするんだ……」 八幡「すごいだろ……まるで俺の書いたみたいだ」 小町「…あのさー、一つ言っていいかな」 小町「……本当にそれデートなの?」 八幡「え?」 小町「どう考えても不釣り合いだよね。 それ」 小町「小町的にはそれトラップだと思うよ」 小町「デートに行ったらその場でさんの友人もいて…そのまま笑いものに……」 八幡「嘘だろ……そんなわけ」 小町「きっとそうだよ!お兄ちゃんを騙すつもりなんだよ!」 八幡「……そう……なのか?」 小町「小町には分かる…お兄ちゃんがとつぜんモテるなんておかしいよ……」 八幡「確かに……おかしいよな」 小町「だから日曜は小町とデートしようよ!」 八幡「いや……でも一応約束したわけだし…それはさすがにな」 八幡「とにかくメールしてみるわ。 イタズラならそれで分かるだろ」 小町「本当に用心してね…傷つくのはお兄ちゃんなんだから…」 八幡「……」 小町「あっ、そういやお風呂湧いてるよ」 八幡「そうか、なら入ってくるわ」 小町「お風呂でゆっくり考えるといいよ」 八幡「おう」 小町「……」 ガサッ ポチポチ…… 八幡の部屋 八幡「さて、メールしてみるか」 八幡『です。 日曜の件でメールしました。 』 八幡「絵文字を入れて…ハートは…駄目だな。 星にしとこう」 八幡「疑問系にして……体調も気遣って……」 八幡「見直し……これでよし。 送信っと」 携帯「」シーン 八幡「……まだ数分だ、返信が来ないのは当然だ」 三十分後 八幡「……まだかな」 一時間後 八幡「寝てるのか?」 三時間後 八幡「もう寝ちまったのかな……」 八幡「俺も寝るか……」 翌日 『ごめーん、寝てたー』 八幡「疲れてたのかな……きっとそうだよな」 八幡『いやいや気にしないでくれ』 八幡「これでいいだろ。 あまりしつこくするのもあれだしな」 八幡「さて朝飯でも食うか」 八幡「小町もう起きてたのか、おはよう」 小町「おはぁよ……お兄ちゃん……」 八幡「眠そうだな」 小町「ちょっと遅くまで起きてたからね……」 八幡「奇遇だな…俺もだ」 小町「ふーん……」 小町「食べ終わったし……小町先に学校行くね」 八幡「おう」 学校 八幡 ……今日も可愛いな 「」ジー 八幡 ……こっちを見てるような 「」ジー 八幡 ……なんだ? 三浦「ちょ、結衣!人の話聞いてる?」 「ん?あぁ、うん…なんだったっけ?」 三浦「全然聞いてないじゃん」 「ごめんごめん」 八幡 ……気のせいか 土曜夜 八幡「……メール全然返ってこねえな」 八幡「まさか嫌われ……ってそんなわけないか」 八幡「俺の見立てではは俺にベタ惚れだしな」 チャラーン 八幡「おっ、メールだ」 『明日クラスのひき……ひきなんとかとデートなんだけど 笑 マジうけるー』 八幡「……なんだこれ?」 八幡「『なんのことですか?』っと」 『あ、ごめん!今の冗談だから!気にしないで!』 八幡「…………」 八幡「まさか本当に小町の言うとおり……」 八幡「……小町に相談しよう」 小町「……これ完全に騙されてるね、お兄ちゃん」 小町「これは友人とお兄ちゃんを笑いものにする相談をしているメールだよ」 八幡「やっぱりか……」 八幡「メールも全然返ってこないし…変だと思ってたんだよ」 小町「だから言ったでしょ。 お兄ちゃんが急にモテるわけないって」 八幡「あぁ…目が覚めたよ」 小町「じゃあ明日は小町と…デートね」 八幡「仕方ねーな。 そうするか」 小町「もっと喜んだら?」 八幡「妹とデートじゃテンション上がらねーよ」 小町「今の発言は小町的にポイント低いなぁ」 八幡「だからそれやめろ……」 小町「小町案外これ気に入ったかも」 八幡「……ったく」 小町「じゃあ小町は明日の支度もあるし先に寝るね!」 八幡「おう…おやすみ」 の家 「……全然メール来ないなぁ」 「いつでもメールしてねって言ったのに」 「……やっぱりまだ怒ってるのかな」 チャラーン 「あっ!メール!」 八幡『明日のデートだが……楽しみで眠れない』 「!?……ヒッキー……そんなに楽しみにしてくれてるんだ……」 翌日 「……どこも変なところないよね」 「……よし!」 「待ち合わせ場所も時間もピッタリ」 「後はヒッキーを待つだけ……だね」 「にしても昨日の優美子の電話……」 「あたしがヒッキーのことからかってると優美子たちに思われてたなんて……知らなかった」 「ヒッキーに勘違いされてないと良いけど……」 「……あっ!あれヒッキーだ!」 「あれ…誰かと一緒みたい」 「あれは……」 八幡「おい小町……そんなにくっつくなよ……」 小町「なんとなく今日はそういう気分なの。 いいでしょ別に」 八幡「まあ……ひっつかれて悪い気はしないが」 小町「妹が遊ばれて傷心の兄を気遣ってデートしてあげてるんだからさ」 小町「少しは感謝すべきだよ!小町の優しさに!」 八幡「おう、感謝感謝」 小町「安っぽい感謝だなぁ…まっ、いっか」 「は……はは……そういうことなんだ」 「今までのは全部……嘘で……あたしを騙してて」 「許してもらえて……ヒッキーとこれから仲良くできる、そう思ってたのに……」 「でも仕方ないよね……それだけのことをしたんだもんね」 「そんなに簡単に許してもらえたりはしないよね」 「……帰ろっと」 「お弁当…無駄になっちゃったな」 翌日 学校 八幡 の奴……今日は休みか? 八幡 ……まあ俺を騙してたんだ、気にすることはないよな 八幡 それよか……雪ノ下だ。 あいつも俺のことが好きみたいだからな 八幡 性格から察するに俺を騙している可能性は低い…… 八幡 つまり……本気で俺が好きってことだ 八幡 ……次に会ったらメールアドレスでも 雪ノ下「あなたが比企谷くんかしら?」 八幡「……?……うお!?」 雪ノ下「……あら?あなたこの前の」 八幡 …え、なにこれ……わざわざ俺に会いに来たの? 雪ノ下「……やはりクズはクズ、といったところかしら」 八幡「……すまん」 八幡 ……怒らせちゃいけない……せっかくフラグが立ってるんだ、無駄にするもんか 雪ノ下「……本当につまらない男ね」 雪ノ下「まあいいわ。 それて用件のことだけれども」 八幡 ……告白か?いや、これ絶対そうだろ 八幡 ……モテすぎて怖くなってくるな 八幡「一人で行ったほうが良いか?」 雪ノ下「そうしてもらえると助かるわ」 八幡「わ、分かった」 八幡 今度こそ……俺も彼女持ちだ…… 放課後 八幡「……教室がわからん」 八幡「……普段こっちの方には来ないからな」 八幡「…このままだと遅刻しちまう…雪ノ下に悪いな」 八幡「あっ…平塚先生だ……しょうがない、聞いてみるか」 八幡「あの!」 平塚「!?……比企谷!?」 八幡「そんなに驚かなくても」 平塚「いや、すまん…まさか君から話しかけてくるとな」 八幡「いろいろ事情がありまして」 平塚「とはいえ廊下の真ん中でキョロキョロしているのは……怪しすぎるぞ」 八幡「……実は教室を探してるんです」 平塚「どこの教室だ?」 八幡「このメモの教室なんですけど」 平塚「……なんだ、奉仕部の部室じゃないか」 八幡「……え?」 平塚「あっ、すまん。 これは禁句だったな」 八幡「禁句?なんのことですか?」 平塚「?……禁句じゃないのか?」 八幡「なんのことか全然分からないんですけど」 平塚「……君は部活、それもボランティア系の部活に強烈なトラウマを抱えているんだろう?」 八幡「え?…いや全然」 平塚「なんだって…?おかしいな、親御さんにそう聞いたんだが」 八幡「むしろ奉仕部とか入りたいぐらいなんですけど」 平塚「それは偶然だな」 平塚「……実は春頃、君を奉仕部にスカウトしようと思っていたんだ」 平塚「だが親御さんからその話を聞いてな。 取りやめたんだよ」 八幡「もしかして……今の部員って」 八幡「雪ノ下と……だったり……」 平塚「なんだ、奉仕部のことを知っているのか!」 平塚「今は人数が少なく非公式の部活動だから生徒も知らないものがほとんどだと思っていたが」 八幡 どういうことだよ……小説のまんまじゃないか 平塚「……ついでに聞いていいか?」 八幡「なんですか?」 平塚「中学時代に担任虐められた経験から教師にトラウマがあるという話は」 八幡「……まったく聞いたことがないです」 平塚「やはりか……これも保護者の方の話なんだがな」 八幡「じゃあ今まで俺に冷たかったのは」 平塚「君を刺激しては良くないと思って避けていただけだ」 平塚「だが君の話を聞く限り……トラウマは無いみたいだな」 平塚「なら早速今度の土曜にでもラーメンを食べに行かないか?」 八幡「いや…ありがたいですけどまだ予定がはっきりしてなくて」 平塚「そうか…なら仕方ないな」 平塚「暇な時にでも誘ってくれたまえ」 八幡「はい……ありがとうございます」 八幡 まるで小説の平塚先生みたいだ… 平塚「そうだ、奉仕部に入りたいなら雪ノ下に言うと良い」 平塚「三人になれば正式に部活動となる。 彼女も喜ぶだろう」 八幡「分かりました」 奉仕部 部室 八幡「失礼します」 雪ノ下「……やけに遅かったわね」 「…………」 八幡「!?なんで……」 八幡 ……どういうことだ?告白じゃないのか? 雪ノ下「さて、あなたはここに呼びつけられた理由…理解しているのかしら?」 八幡「ま、まったく……」 雪ノ下「あくまでシラを切るのね」 雪ノ下「ならはっきり言いましょうか」 雪ノ下「何故さんを傷つけたの?」 雪ノ下「あなたのしたことは最低よ」 八幡「いや…なんのことだ?」 雪ノ下「……はぁ」 雪ノ下「あなた、さんをデートに誘っておきながらすっぽかしたでしょう」 八幡「え?」 雪ノ下「泣きながら私に相談してくるのだもの。 ひどく傷ついたに違いないわ」 「ゆきのん……」 雪ノ下「心配しないで。 返答次第ではこの男……ただでは返さないわ」 八幡「ま、待ってくれ……なんのことだか本当にわからない」 雪ノ下「……いい加減にしなさい」 八幡「違うんだ……そもそも俺は…デートの約束をしてない」 「……嘘……あたしヒッキーと約束したもん」 八幡 ヒッキー?その呼び方……いや今はそんなことより 八幡「本当だ!俺は約束してない」 「でもメールが……ほら」 八幡「…なんだこれ、こんなの送ってないぞ」 雪ノ下「どういうことかしら?」 「そんなはず……あっ!」 「ヒッキー!携帯貸して!」 八幡「お、おう」 「……」ポチポチ… 「やっぱり…あたしのメアドが違う」 「ヒッキーがメールしてたの……あたしじゃないよ」 八幡「なんだって……!?」 「ってことは多分あたしがメールしてたヒッキーも……」 八幡「……俺は待ち合わせ場所なんて連絡してない」 雪ノ下「確かに待ち合わせ場所も無しにデートなんて無理ね」 「でもメールにはしっかり書いてある……」 雪ノ下「…結局」 雪ノ下「……これは勘違い、ということでいいのかしら?」 「うん…ヒッキーが悪くないのは分かった……」 八幡「俺も……悪かった」 雪ノ下「そう…なら比企……なんとかくん。 帰っていいわ」 八幡「いや……この状況で帰れとか…」 雪ノ下「さんを慰めるのは私の役目よ」 「ゆきのん……ありがと」 雪ノ下「べ、別に……これくらい」 「でもあたしまだヒッキーに聞きたいことがあるの」 雪ノ下「……そう、なら私は少し席を外すわね」 ガラッ 「…………」 八幡「……悪かった。 知らぬこととはいえ……すっぽかすなんて」 「うんうん…それはいいの……それより」 「あの事故のこと…怒ってるの?」 「いや、あたしが悪いのはわかってるよ、でもさ」 「なんていうか……ヒッキーが怒ってるように見えないの」 「……教えてほしい」 八幡「事故?……あぁ、入学式の時のか」 「そう、その事故」 八幡「…怒るって……なんで俺がを事故のことで怒らなきゃならないんだ」 「え?いやだってあたしのせいで怪我して……」 「ヒッキーあたしのこと……すごい恨んでるって……」 八幡「……あの犬の飼い主っておっさんじゃないのか?」 「?あたしの犬だよ?」 八幡「おかしいな…俺はおっさんと聞いてたんだがな」 「どういうこと?」 八幡「わからん……つーか今日は分からないことだらけだ」 「……?」 八幡「ごめん、続きは明日に」 八幡「今晩妹に聞いてみる、あいつなら何か知ってるはずだから」 「うん…分かった」 八幡「じゃあ俺は帰るとす」 「待って!せっかくだから!」 「じゃあね!また明日!」 雪ノ下「……さようなら比企……くん」 八幡「気になってた女の子二人とファミレス……」 八幡「本来なら嬉しくて飛び跳ねるところだが」 八幡「今はそれどころじゃねーんだよなぁ」 家 八幡「ただいま」 小町「あっ!お兄ちゃんおかえり!」 八幡「小町……話があるんだが」 小町「え?なに?告白?小町妹だよ?」 八幡「唐突だな…悪いがそういうふざけた話じゃないんだ」 小町「……いいよ。 聞いたげる」 八幡「……お前がに何かしたのか?」 小町「なんの事?」 八幡「俺がメールしてたのもじゃなく……お前なんだろ」 八幡「お前は俺とが仲違いするように仕向けた……」 八幡「そうなんだろ?」 小町「えーひどい…小町何もしてないのに」 八幡「じゃあ事故の時の犬の飼い主、あれはどういうつもりだ」 小町「……」 八幡「お前……嘘ついてるんだろ?」 八幡「本当は犬の飼い主……なんだろ?」 小町「……そんなことまで知ってるんだ」 八幡「に聞いたんだよ…」 八幡「後は…奉仕部のことや平塚先生のことも知ってる」 小町「……小町頑張ったんだけどなぁ。 バレちゃったか」 小町「まさかお兄ちゃんがさんと会話する日が来るとは思わなかったし」 小町「……まあしょうがないよね。 仕方ないから話してあげる」 小町「とりあえず、お兄ちゃんの言うとおりさんを騙したのは小町だよ」 小町「メルアド入れ替えたり、こっそりお兄ちゃんの携帯でメールをうったり……」 八幡「……相談した時、携帯返してもらってないな」 小町「お兄ちゃん騙されたショックで携帯のこと忘れてたもんね」 小町「小町があとでお兄ちゃんの机においといたの」 八幡「……そういやいつの間にか手元に戻ってたな」 小町「……まあ仕方ないよね…せっかくのデートが無くなったんだし」 小町「でも勘違いしないで」 小町「これはお兄ちゃんのことが好きで……その」 小町「兄を取られたくない妹の意地みたいなものだから」 小町「後は…お兄ちゃんが傷つくのをみたくないってのもあるかも」 八幡「じゃあ平塚先生に嘘を吹き込んだのも」 小町「小町だよ、小町がお願いしたの」 小町「奉仕部にお兄ちゃんが入らないようにするため」 八幡「……小町」 小町「……お兄ちゃんは気づいてないかもしれないけどさ」 小町「実は今までお兄ちゃんに近づく女の子は全部小町が潰してたんだよ?」 小町「ほとんどの女の子はいたずら目的だったから良いんだけどね」 小町「まあ中には本気でお兄ちゃんを好きな子もいたのかもしれないけどさ」 小町「とにかく、そのおかげでお兄ちゃんは今までフラれたこと一つないでしょ?」 八幡「確かに……そういえば……」 小町「全部小町のおかげなんだよ」 八幡「そうだったのか…」 小町「だからお兄ちゃんがあの小説を書き出したときは驚いたよ」 小町「そりゃ最初はただの妄想だと思ってたんだけど……」 小町「事故のときの犬の飼い主、さんだってお兄ちゃんは知らないはずなのに……それを小説に書いてるんだもん」 小町「おまけに小町の行動がなんというか…リアルっぽくて」 八幡「あの小説が真実だっていうのか」 小町「多分小町が変に介入しなかったら……ああなってたのかも」 八幡「中学での辛い経験が俺をあんなエリートぼっちにするのか……」 小町「多分ね……」 小町「だから小町は奉仕部を阻止したりさんを遠ざけたんだよ」 小町「お兄ちゃんが他の女の子と仲良くならないようにね」 小町「小町意外と仲良くなったら…お兄ちゃんはきっと傷つくことになると思うから」 小町「でもそれもここ数日で全部無駄になっちゃった」 小町「やっぱり世界は正しい方向に修正されちゃうのかな」 八幡「きゅ、急にSFっぽいこと言うなよ……」 八幡「まあ小説のこともあるし…否定はできないが」 小町「全部バレちゃったし……もういいよ」 小町「小町はもう邪魔しないから」 小町「お兄ちゃんはさんや雪ノ下さんとでも付き合うと良いよ」 小町「まあ今のお兄ちゃんじゃ雪ノ下さんは荷が重いかもしれないけどさ」 小町「でもお兄ちゃんなら大丈夫。 小町が大好きなお兄ちゃんだし」 小町「でもさ……できれば」 小町「できればでいいの。 他の誰かと付き合っても…小町を嫌いにならないでくれると嬉しいな」 小町「今更こんなお願い……都合が良すぎるかな?」 八幡「実は俺……小町のこと……好きだ」 小町「え?」 八幡「なんてな、冗談だ」 小町「び、びっくりさせないでよ」 八幡「お前だって数日前に押し倒しても良いとか嘘ついたじゃねーか」 小町「いや……あれは本音だったり……するかも……」 八幡「……じゃあ小町フラグは?」 小町「……立ってる」 八幡「なら俺の答えは決まってる」 八幡「小町、おまえが好きだ」 小町「ほ、本気なの……?小町こんなに嫌な子なのに?」 八幡「んなこと言われても……俺視点から見れば最高の妹だしな……」 小町「お兄ちゃん……ありがと」 八幡「別に…大したことじゃない」 小町「……小町的ポイント高いよ、今のお兄ちゃん」 八幡「惚れちゃいそうなぐらいか?」 小町「もう惚れてる」 八幡「そうだったな」 小町「…じゃあ話も終わったし、晩ご飯しよっか」 八幡「おう……と、その前にに謝罪だからな。 迷惑かけたんだし」 小町「分かってるって…もう」 小町「ほんとにお兄ちゃんは変なとこだけはしっかりしてるんだから」 八幡「いろいろ間違ってる妹に言われたくねーよ」 小町「そ、それもそうだね……」 八幡「まっ、そんな小町が可愛いんだけどな」 小町「お兄ちゃん…小町ポイントしちゃいそうだよ……」 八幡「そりゃ良かったな……ほら電話繋がったぞ」 小町「うん…小町ちゃんと謝るね」 八幡「じゃあしっかりな。 俺は部屋に戻るから」 ガチャ 八幡「…………」 八幡「やはり俺の妹はどこか間違っている……ってところか」 終 元スレ 小町「……俺ガイル?なにこれ」八幡「あっ」.

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#2 やはり俺が魔王に一目ぼれされるのはまちがっている・・・はず

俺ガイルssベタ惚れ

俺は今飯を買いに購買へ向かっている。 購買はいいところだ。 生徒たちが駆け込み我先にと惣菜パンを買い込む姿はどこか微笑ましいものがある。 だが、リア充たちは別だ。 この購買という戦場の中でキャッキャウフフしようものなら惣菜パンを無理やり口の中に突っ込んで窒息死させるまである。 まあ、そんなことをする勇気なんぞ一欠片もないがな。 ちなみに俺は昼飯は一人で食べる。 もちろん理由は友達がいないからである。 だからいつも一人である。 と、昔の俺なら思っていたんだが、今はどうにもそうはいかないらしい。 おい、そこの君!今「嘘だろ!」とか思っただろ! 嘘じゃねえからな! 相手は天使である戸塚でしたとかいうオチじゃねえからな! 俺としてはそっちのほうが良かったけども! あぁ、戸塚ぁ・・・会いたいよぉ・・・ っと、危なく腐の世界に飛び込むところだった。 んで、俺がぼっちじゃなくなったのはーーーー いろは「せんぱ~い!」ギュッ 八幡「ふあっ!」 そう、こいつだ。 こいつが原因だ。 ありのままこんなやつだ。 アリノーママノー・・・ ああ、偽りのありのままだから正反対だわ。 言葉にするなら、いつもいつもあざといが俺に対しては欲望剥き出しで、ついでに若干変態スキルも持ち合わせている後輩。 んでこんなやつに好かれていると。 チョーうぜぇ。 ていうか、 八幡「お、お前なんでそれを知っている?」 いろは「いやー、だって先輩この前戸塚先輩に耳もとで囁かれてたとき、すごくくすぐったそうにしてたじゃないですか」 八幡「んなっ、お前みてたのか!?あれは俺史上最も最高の思い出なのに・・・というかあれって授業終わってすぐだったから見れないはずじゃ・・・」 いろは「まあまあ、いいじゃないですか!」 八幡「おまえそれしかいってないよな・・・」 いろは「そんなことより一緒にお昼ご飯たべましょ!」 八幡「ああ、分かったよ。 いろは「うぅ、痛いじゃないですかー」 八幡「お前が調子に乗るからだ!」 いろは「えー」 八幡「えー、じゃない!」 こいつ、なめくさってるだろ・・・ いろは「まあいいです。 もうだめだ・・・ 戸塚ぁ・・・助けてくれー! ???「ここかっ!」バタン こ、この声は・・・! 平塚先生「比企谷、昼休みに来いとあれだけいったじゃないか!」 平塚先生! ああ、平塚先生が輝いて見える・・・ 平塚先生「だいたいお前、は、・・・比企谷?」 ん、なんだ? 平塚先生「お前は後輩と抱き合ってなにをしているんだ?」ゴゴゴゴゴ 八幡「いや、これには訳が!」 平塚先生「だまれ!校内でいちゃつくやつは全員敵だ!」 いろは「やりましたね先輩!私達イチャイチャしてるように見えますって!」 八幡「良くねぇよ!」 平塚先生「さあ比企谷・・・覚悟はできてるかぁ?」パキポキ 八幡「いや、あの、ちょっと待ってください!おい、一色!離れろ!」 いろは「鼻レロ?まっかせてください!」レロレロ 八幡「違う!鼻を舐めろといったんじゃない!」 平塚先生「」プチッ 平塚先生「抹殺のぉ」 八幡「先生まっ 平塚先生「ラストブリットォ!!」ドゴッ 八幡「ぐはぁっ!」バタッ ・・・やはり俺の後輩は色々とまちがっている。

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小町「……俺ガイル?なにこれ」八幡「あっ」 : やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 SS

俺ガイルssベタ惚れ

小町「……俺ガイル?なにこれ」 八幡「あっ」 八幡「おま…それ……」 小町「ねえ…この小説……まさかお兄ちゃんが書いたの?」 八幡「ど、どうでもいいだろ……それよりなんで俺の部屋に勝手に入ってるんだよ」 小町「なんでって…いつものことじゃん」 小町「お兄ちゃんがぜんぜん掃除しないからいつも小町が掃除してあげてるんでしょ」 八幡「そ、そういやそうだったな……」 小町「にしてもこの小説……いくらぼっちでモテないとはいえ…」 小町「妹として恥ずかしいよ、これは」 八幡「ほ、ほっとけ……別にいいだろ妄想なんだから」 小町「でもこれ主人公お兄ちゃんじゃん」 小町「それにこのって人、クラスメイトでしょ?」 八幡「……」 小町「この人現実じゃお兄ちゃんと接点全くないよね」 小町「なのに妄想で『ヒッキー』とか呼ばせちゃってさ……気持ち悪いよ」 八幡「……接点ならある」 小町「一応聞いてあげる。 なに?」 八幡「……挨拶してもらった」 小町「何回?」 八幡「……三回」 小町「それ接点あるって言わないから」 八幡「だよな……はぁ」 小町「じゃあこの雪ノ下さんは?」 八幡「……話したことない……チラッと見ただけだ」 小町「うわぁ…さすがにそれは……」 八幡「……可愛いんだよ、仕方ないだろ」 小町「お兄ちゃん……残念すぎるよ」 小町「……一応聞いとくけどこれ全員」 八幡「現実にいる……」 小町「だよねぇ……って人は会ったことあるし」 小町「確か作家を目指してる人だよね?」 小町「お兄ちゃんより書くのがうまかったような……」 八幡「あいつは二次選考落ち、俺は一次選考落ちだ」 小町「……でもまあこんな妄想物語を書いてるようじゃ落ちるのも仕方ないよね」 小町「あのさー、少しは作中のお兄ちゃんを見習ったら?」 小町「作中のお兄ちゃんめちゃくちゃ格好良いよ、これなら小町惚れちゃいそうだもん」 八幡「……俺だってそうなりたいさ」 八幡「あんな格好良いぼっちになれたら最高だ……だけど現実は甘くねーんだよ」 八幡「いいよってくる女の子なんて一人もいない」 八幡「気にかけてくれる先生も可愛い男友達もいない」 八幡「そもそもあれだけの苦痛に耐えられる精神力もない」 八幡「そんな状態でどうすりゃいいんだよ」 八幡「俺だって奉仕部入りてーよ……ちくしょう」 小町「……」 小町「……一応言っとくけど小町にフラグは立たないからね?」 八幡「わかってるよ……現実の妹なんてそんなもんだ……はぁ」 八幡「誰でも良い……可愛い彼女がほしい……」 小町「……今のお兄ちゃん、惨めすぎて見てて可哀想になってきたよ」 小町「……しょうがないなぁ」 小町「小町が少しだけ力を貸してあげる」 八幡「……何をするつもりだよ」 小町「お兄ちゃんは女の子と付き合いたいんでしょ?」 八幡「というより…なんつーか俺ガイルみたいな青春が送りたい」 小町「その願い、叶えてあげる」 八幡「叶えるといっても……どうすんだよ」 小町「そりゃ、幸いみんな現実にいるんだし、現実にしちゃえば良いんだよ」 八幡「……は?」 小町「だからー、お兄ちゃんが自分の力で奉仕部を作るの」 八幡「コミュ障ぼっちの俺にそんなことできるわけねーだろ」 小町「あっ……お兄ちゃんのスペックだけはどうにもならないことを忘れてた」 八幡「小町……無駄に期待させんじゃねーよ」 小町「あははは……ごめんごめん」 小町「……じゃあ仕方ないからさ……いいよ」 八幡「?」 小町「小町のこと押し倒しても……いいよ?」 小町「だってほら、小町とだけは緊張せずに話せるでしょ?」 八幡「……とってつけたようなフォローはやめろ、泣きたくなってくる」 小町「あ、バレた?」 八幡「自分で小町フラグは立たないって言ってたじゃねーか」 小町「でも今のセリフ小町的にポイント高い!」 八幡「だからその露骨なフォローはやめろ。 あと俺の小説のフレーズパクるな」 小町「もうちょっと喜んでくれてもいいと思うなー。 小町ショック」 小町「あっ、そろそろ小町寝るね」 八幡「唐突だな」 小町「……布団に入ってきたりしないでね?」 八幡「しねーよ」 小町「だよね、分かってる」 八幡「なら言うんじゃねーよ」 小町「ごめんね。 でもさ……」 小町「もうちょっと積極的になれればモテるかも?……しれないよ」 小町「おやすみー」 八幡「まるで俺が本気を出せばモテるみたいな言い方だな……」 八幡「現実は甘くねーんだよ……現実はな」 翌日 八幡 ……お、だ 「やっはろー」 三浦「結衣遅い……あーし待ちくたびれたんだけど」ポチポチ 「ごめんごめん、今日寝坊しちゃって……」 八幡 ……今日も可愛いなのやつ ジー 八幡「……ふひ」ニヤニヤ 三浦「ねえ……あいつまた結衣のこと見てんだけど」 「……何か用なのかな」 三浦「結衣のこと好きなんじゃないのー」ポチポチ 「えぇ?……それはないかな」 「だって全然話したことないし……」 三浦「……あーしが一言言ってやろうか?気持ち悪いでしょ、あいつ」 「いや!いい!そんなことしなくて大丈夫だから!」 三浦「結衣がそういうならいいけどさ……」 「にしても」 「……」チラッ 八幡 ……やべ、今こっち見たぞ……俺に惚れてるのか? 「……やっぱりよく分かんないな」 八幡 ……確信した、は俺に惚れてる 八幡 目が三秒もあった……間違いない 八幡 一人の時に話しかけるか…… 昼休み 「あたしちょっとトイレ行ってくるね」 三浦「行ってらー……」ポチポチ 八幡 ……よし トイレの前 「……すっきりしたー」 八幡「あ、あの!」 「うわ!?」 八幡「め、メールアドレス交換してくれ!」 「え?え?なに?」 八幡「お願いだ!」 「……あたしに話しかけてる……のかな?」 八幡「…も、もちろんだ」 「そうなんだ…さ、さすがにびっくりしたよ…突然だし」 八幡「悪かった……つい」 「それと…話しかけてくるってことは……怒ってないの?」 八幡「……?何のことだ?」 「うんうん、それならいいの…気にしないで」 「それよりメアドだっけ?……じゃああたしの赤外線で送るね」 八幡「……交換の仕方が分からないんだが」 「……え、いや……本当に?」 八幡「い、いや冗談だ……赤外線な、赤外線……」ポチポチ 「……だ、大丈夫だよ、ほら!あたしが打ち込んであげるから」 八幡 やべぇ、手が触れた……これ俺に惚れてる。 間違いなく 「……はい、どうぞ」 八幡「あ、ありがとう」 「いつでもメールしてね、待ってるから」 八幡「ほ、本当に?」 「うん。 ほら…あたしいつも暇だし…暇だし」 八幡 ……暇?ってことはデートとか誘ってくれってことか? 八幡「じゃ、じゃあ日曜にでもあ!遊びに行かないか!」 「日曜……日曜……うん、暇かな…」 八幡「……じゃ、じゃあ日曜で!」 「うん、楽しみにしてるね……」 八幡 きたきたきたきた……これ……デートだよな? 「……どしたの?」 八幡「い、いや!なんでもない!」 「じゃあもう行っていいかな……優美子たち待ってるからさ」 八幡「す、すまん!どうぞ行ってくれ!」 「またメールするね!」タッタッ 八幡 小町……俺はやったぞ……夢みたいだがな……とデートだ 物陰 三浦 やけに遅いから見に来てみれば……マジうける 三浦 にしても結衣も面白いこと考えるじゃん…… 授業中 八幡「……ふへへ」ニヤニヤ 平塚「……つぎの問を……比企谷を飛ばして次のやつ、答えろ」 八幡「……ふへへへ」 平塚 あいつは相変わらずか……仕方ないな 放課後 八幡「デート…デート」ボーッ ドンッ 雪ノ下「きゃ!」 ドサッ 八幡「あっすいませ……ゆ、雪ノ下!?」 雪ノ下「……あなた誰?校内への侵入者かしら」 雪ノ下「いや、私の名前は知っているみたいだから……もしかしてストーカー?」 八幡「あっいや……俺はここの生徒で」 雪ノ下「そう……まあどうでもいいわ」 雪ノ下「これからはきちんと前を見……いえ、ごめんなさい」 雪ノ下「あなたのその腐った眼では前を見るのも大変でしょうね。 訂正するわ」 八幡「……すまん」 雪ノ下「それだけかしら?」 八幡「俺の前方不注意だ…すまん」 雪ノ下「……つまらない人ね」ボソッ 八幡「ん?今なんて」 雪ノ下「……さようなら」 八幡「……あ、ああ」 八幡 ……雪ノ下と会話しちまったよ……どうしちまったんだ今日は 八幡 もしかして雪ノ下は俺のことが好き?それでに嫉妬して…… 八幡 ……モテ期か?そうなのか? 八幡 ……スキップで帰りたい気分だ…いや、しないけど 家 小町「おかえりお兄ちゃん」 八幡「ただいま……」ニヤニヤ 小町「どしたの、気持ち悪い顔して」 八幡「……聞きたいか?」 小町「別に……」 八幡「聞きたいんだろ?」 小町「……全然」 八幡「……実はな、とデートすることになって」 小町「……また妄想?お兄ちゃんいい加減にした方がいいよ……小町悲しいよ」 八幡「驚くことに現実なんだよ……今度の日曜デートするんだ」 小町「本当?……お兄ちゃんが?あのさんと?」 八幡「ああ」 小町「へ、へぇー……デートするんだ……」 八幡「すごいだろ……まるで俺の書いたみたいだ」 小町「…あのさー、一つ言っていいかな」 小町「……本当にそれデートなの?」 八幡「え?」 小町「どう考えても不釣り合いだよね。 それ」 小町「小町的にはそれトラップだと思うよ」 小町「デートに行ったらその場でさんの友人もいて…そのまま笑いものに……」 八幡「嘘だろ……そんなわけ」 小町「きっとそうだよ!お兄ちゃんを騙すつもりなんだよ!」 八幡「……そう……なのか?」 小町「小町には分かる…お兄ちゃんがとつぜんモテるなんておかしいよ……」 八幡「確かに……おかしいよな」 小町「だから日曜は小町とデートしようよ!」 八幡「いや……でも一応約束したわけだし…それはさすがにな」 八幡「とにかくメールしてみるわ。 イタズラならそれで分かるだろ」 小町「本当に用心してね…傷つくのはお兄ちゃんなんだから…」 八幡「……」 小町「あっ、そういやお風呂湧いてるよ」 八幡「そうか、なら入ってくるわ」 小町「お風呂でゆっくり考えるといいよ」 八幡「おう」 小町「……」 ガサッ ポチポチ…… 八幡の部屋 八幡「さて、メールしてみるか」 八幡『です。 日曜の件でメールしました。 』 八幡「絵文字を入れて…ハートは…駄目だな。 星にしとこう」 八幡「疑問系にして……体調も気遣って……」 八幡「見直し……これでよし。 送信っと」 携帯「」シーン 八幡「……まだ数分だ、返信が来ないのは当然だ」 三十分後 八幡「……まだかな」 一時間後 八幡「寝てるのか?」 三時間後 八幡「もう寝ちまったのかな……」 八幡「俺も寝るか……」 翌日 『ごめーん、寝てたー』 八幡「疲れてたのかな……きっとそうだよな」 八幡『いやいや気にしないでくれ』 八幡「これでいいだろ。 あまりしつこくするのもあれだしな」 八幡「さて朝飯でも食うか」 八幡「小町もう起きてたのか、おはよう」 小町「おはぁよ……お兄ちゃん……」 八幡「眠そうだな」 小町「ちょっと遅くまで起きてたからね……」 八幡「奇遇だな…俺もだ」 小町「ふーん……」 小町「食べ終わったし……小町先に学校行くね」 八幡「おう」 学校 八幡 ……今日も可愛いな 「」ジー 八幡 ……こっちを見てるような 「」ジー 八幡 ……なんだ? 三浦「ちょ、結衣!人の話聞いてる?」 「ん?あぁ、うん…なんだったっけ?」 三浦「全然聞いてないじゃん」 「ごめんごめん」 八幡 ……気のせいか 土曜夜 八幡「……メール全然返ってこねえな」 八幡「まさか嫌われ……ってそんなわけないか」 八幡「俺の見立てではは俺にベタ惚れだしな」 チャラーン 八幡「おっ、メールだ」 『明日クラスのひき……ひきなんとかとデートなんだけど 笑 マジうけるー』 八幡「……なんだこれ?」 八幡「『なんのことですか?』っと」 『あ、ごめん!今の冗談だから!気にしないで!』 八幡「…………」 八幡「まさか本当に小町の言うとおり……」 八幡「……小町に相談しよう」 小町「……これ完全に騙されてるね、お兄ちゃん」 小町「これは友人とお兄ちゃんを笑いものにする相談をしているメールだよ」 八幡「やっぱりか……」 八幡「メールも全然返ってこないし…変だと思ってたんだよ」 小町「だから言ったでしょ。 お兄ちゃんが急にモテるわけないって」 八幡「あぁ…目が覚めたよ」 小町「じゃあ明日は小町と…デートね」 八幡「仕方ねーな。 そうするか」 小町「もっと喜んだら?」 八幡「妹とデートじゃテンション上がらねーよ」 小町「今の発言は小町的にポイント低いなぁ」 八幡「だからそれやめろ……」 小町「小町案外これ気に入ったかも」 八幡「……ったく」 小町「じゃあ小町は明日の支度もあるし先に寝るね!」 八幡「おう…おやすみ」 の家 「……全然メール来ないなぁ」 「いつでもメールしてねって言ったのに」 「……やっぱりまだ怒ってるのかな」 チャラーン 「あっ!メール!」 八幡『明日のデートだが……楽しみで眠れない』 「!?……ヒッキー……そんなに楽しみにしてくれてるんだ……」 翌日 「……どこも変なところないよね」 「……よし!」 「待ち合わせ場所も時間もピッタリ」 「後はヒッキーを待つだけ……だね」 「にしても昨日の優美子の電話……」 「あたしがヒッキーのことからかってると優美子たちに思われてたなんて……知らなかった」 「ヒッキーに勘違いされてないと良いけど……」 「……あっ!あれヒッキーだ!」 「あれ…誰かと一緒みたい」 「あれは……」 八幡「おい小町……そんなにくっつくなよ……」 小町「なんとなく今日はそういう気分なの。 いいでしょ別に」 八幡「まあ……ひっつかれて悪い気はしないが」 小町「妹が遊ばれて傷心の兄を気遣ってデートしてあげてるんだからさ」 小町「少しは感謝すべきだよ!小町の優しさに!」 八幡「おう、感謝感謝」 小町「安っぽい感謝だなぁ…まっ、いっか」 「は……はは……そういうことなんだ」 「今までのは全部……嘘で……あたしを騙してて」 「許してもらえて……ヒッキーとこれから仲良くできる、そう思ってたのに……」 「でも仕方ないよね……それだけのことをしたんだもんね」 「そんなに簡単に許してもらえたりはしないよね」 「……帰ろっと」 「お弁当…無駄になっちゃったな」 翌日 学校 八幡 の奴……今日は休みか? 八幡 ……まあ俺を騙してたんだ、気にすることはないよな 八幡 それよか……雪ノ下だ。 あいつも俺のことが好きみたいだからな 八幡 性格から察するに俺を騙している可能性は低い…… 八幡 つまり……本気で俺が好きってことだ 八幡 ……次に会ったらメールアドレスでも 雪ノ下「あなたが比企谷くんかしら?」 八幡「……?……うお!?」 雪ノ下「……あら?あなたこの前の」 八幡 …え、なにこれ……わざわざ俺に会いに来たの? 雪ノ下「……やはりクズはクズ、といったところかしら」 八幡「……すまん」 八幡 ……怒らせちゃいけない……せっかくフラグが立ってるんだ、無駄にするもんか 雪ノ下「……本当につまらない男ね」 雪ノ下「まあいいわ。 それて用件のことだけれども」 八幡 ……告白か?いや、これ絶対そうだろ 八幡 ……モテすぎて怖くなってくるな 八幡「一人で行ったほうが良いか?」 雪ノ下「そうしてもらえると助かるわ」 八幡「わ、分かった」 八幡 今度こそ……俺も彼女持ちだ…… 放課後 八幡「……教室がわからん」 八幡「……普段こっちの方には来ないからな」 八幡「…このままだと遅刻しちまう…雪ノ下に悪いな」 八幡「あっ…平塚先生だ……しょうがない、聞いてみるか」 八幡「あの!」 平塚「!?……比企谷!?」 八幡「そんなに驚かなくても」 平塚「いや、すまん…まさか君から話しかけてくるとな」 八幡「いろいろ事情がありまして」 平塚「とはいえ廊下の真ん中でキョロキョロしているのは……怪しすぎるぞ」 八幡「……実は教室を探してるんです」 平塚「どこの教室だ?」 八幡「このメモの教室なんですけど」 平塚「……なんだ、奉仕部の部室じゃないか」 八幡「……え?」 平塚「あっ、すまん。 これは禁句だったな」 八幡「禁句?なんのことですか?」 平塚「?……禁句じゃないのか?」 八幡「なんのことか全然分からないんですけど」 平塚「……君は部活、それもボランティア系の部活に強烈なトラウマを抱えているんだろう?」 八幡「え?…いや全然」 平塚「なんだって…?おかしいな、親御さんにそう聞いたんだが」 八幡「むしろ奉仕部とか入りたいぐらいなんですけど」 平塚「それは偶然だな」 平塚「……実は春頃、君を奉仕部にスカウトしようと思っていたんだ」 平塚「だが親御さんからその話を聞いてな。 取りやめたんだよ」 八幡「もしかして……今の部員って」 八幡「雪ノ下と……だったり……」 平塚「なんだ、奉仕部のことを知っているのか!」 平塚「今は人数が少なく非公式の部活動だから生徒も知らないものがほとんどだと思っていたが」 八幡 どういうことだよ……小説のまんまじゃないか 平塚「……ついでに聞いていいか?」 八幡「なんですか?」 平塚「中学時代に担任虐められた経験から教師にトラウマがあるという話は」 八幡「……まったく聞いたことがないです」 平塚「やはりか……これも保護者の方の話なんだがな」 八幡「じゃあ今まで俺に冷たかったのは」 平塚「君を刺激しては良くないと思って避けていただけだ」 平塚「だが君の話を聞く限り……トラウマは無いみたいだな」 平塚「なら早速今度の土曜にでもラーメンを食べに行かないか?」 八幡「いや…ありがたいですけどまだ予定がはっきりしてなくて」 平塚「そうか…なら仕方ないな」 平塚「暇な時にでも誘ってくれたまえ」 八幡「はい……ありがとうございます」 八幡 まるで小説の平塚先生みたいだ… 平塚「そうだ、奉仕部に入りたいなら雪ノ下に言うと良い」 平塚「三人になれば正式に部活動となる。 彼女も喜ぶだろう」 八幡「分かりました」 奉仕部 部室 八幡「失礼します」 雪ノ下「……やけに遅かったわね」 「…………」 八幡「!?なんで……」 八幡 ……どういうことだ?告白じゃないのか? 雪ノ下「さて、あなたはここに呼びつけられた理由…理解しているのかしら?」 八幡「ま、まったく……」 雪ノ下「あくまでシラを切るのね」 雪ノ下「ならはっきり言いましょうか」 雪ノ下「何故さんを傷つけたの?」 雪ノ下「あなたのしたことは最低よ」 八幡「いや…なんのことだ?」 雪ノ下「……はぁ」 雪ノ下「あなた、さんをデートに誘っておきながらすっぽかしたでしょう」 八幡「え?」 雪ノ下「泣きながら私に相談してくるのだもの。 ひどく傷ついたに違いないわ」 「ゆきのん……」 雪ノ下「心配しないで。 返答次第ではこの男……ただでは返さないわ」 八幡「ま、待ってくれ……なんのことだか本当にわからない」 雪ノ下「……いい加減にしなさい」 八幡「違うんだ……そもそも俺は…デートの約束をしてない」 「……嘘……あたしヒッキーと約束したもん」 八幡 ヒッキー?その呼び方……いや今はそんなことより 八幡「本当だ!俺は約束してない」 「でもメールが……ほら」 八幡「…なんだこれ、こんなの送ってないぞ」 雪ノ下「どういうことかしら?」 「そんなはず……あっ!」 「ヒッキー!携帯貸して!」 八幡「お、おう」 「……」ポチポチ… 「やっぱり…あたしのメアドが違う」 「ヒッキーがメールしてたの……あたしじゃないよ」 八幡「なんだって……!?」 「ってことは多分あたしがメールしてたヒッキーも……」 八幡「……俺は待ち合わせ場所なんて連絡してない」 雪ノ下「確かに待ち合わせ場所も無しにデートなんて無理ね」 「でもメールにはしっかり書いてある……」 雪ノ下「…結局」 雪ノ下「……これは勘違い、ということでいいのかしら?」 「うん…ヒッキーが悪くないのは分かった……」 八幡「俺も……悪かった」 雪ノ下「そう…なら比企……なんとかくん。 帰っていいわ」 八幡「いや……この状況で帰れとか…」 雪ノ下「さんを慰めるのは私の役目よ」 「ゆきのん……ありがと」 雪ノ下「べ、別に……これくらい」 「でもあたしまだヒッキーに聞きたいことがあるの」 雪ノ下「……そう、なら私は少し席を外すわね」 ガラッ 「…………」 八幡「……悪かった。 知らぬこととはいえ……すっぽかすなんて」 「うんうん…それはいいの……それより」 「あの事故のこと…怒ってるの?」 「いや、あたしが悪いのはわかってるよ、でもさ」 「なんていうか……ヒッキーが怒ってるように見えないの」 「……教えてほしい」 八幡「事故?……あぁ、入学式の時のか」 「そう、その事故」 八幡「…怒るって……なんで俺がを事故のことで怒らなきゃならないんだ」 「え?いやだってあたしのせいで怪我して……」 「ヒッキーあたしのこと……すごい恨んでるって……」 八幡「……あの犬の飼い主っておっさんじゃないのか?」 「?あたしの犬だよ?」 八幡「おかしいな…俺はおっさんと聞いてたんだがな」 「どういうこと?」 八幡「わからん……つーか今日は分からないことだらけだ」 「……?」 八幡「ごめん、続きは明日に」 八幡「今晩妹に聞いてみる、あいつなら何か知ってるはずだから」 「うん…分かった」 八幡「じゃあ俺は帰るとす」 「待って!せっかくだから!」 「じゃあね!また明日!」 雪ノ下「……さようなら比企……くん」 八幡「気になってた女の子二人とファミレス……」 八幡「本来なら嬉しくて飛び跳ねるところだが」 八幡「今はそれどころじゃねーんだよなぁ」 家 八幡「ただいま」 小町「あっ!お兄ちゃんおかえり!」 八幡「小町……話があるんだが」 小町「え?なに?告白?小町妹だよ?」 八幡「唐突だな…悪いがそういうふざけた話じゃないんだ」 小町「……いいよ。 聞いたげる」 八幡「……お前がに何かしたのか?」 小町「なんの事?」 八幡「俺がメールしてたのもじゃなく……お前なんだろ」 八幡「お前は俺とが仲違いするように仕向けた……」 八幡「そうなんだろ?」 小町「えーひどい…小町何もしてないのに」 八幡「じゃあ事故の時の犬の飼い主、あれはどういうつもりだ」 小町「……」 八幡「お前……嘘ついてるんだろ?」 八幡「本当は犬の飼い主……なんだろ?」 小町「……そんなことまで知ってるんだ」 八幡「に聞いたんだよ…」 八幡「後は…奉仕部のことや平塚先生のことも知ってる」 小町「……小町頑張ったんだけどなぁ。 バレちゃったか」 小町「まさかお兄ちゃんがさんと会話する日が来るとは思わなかったし」 小町「……まあしょうがないよね。 仕方ないから話してあげる」 小町「とりあえず、お兄ちゃんの言うとおりさんを騙したのは小町だよ」 小町「メルアド入れ替えたり、こっそりお兄ちゃんの携帯でメールをうったり……」 八幡「……相談した時、携帯返してもらってないな」 小町「お兄ちゃん騙されたショックで携帯のこと忘れてたもんね」 小町「小町があとでお兄ちゃんの机においといたの」 八幡「……そういやいつの間にか手元に戻ってたな」 小町「……まあ仕方ないよね…せっかくのデートが無くなったんだし」 小町「でも勘違いしないで」 小町「これはお兄ちゃんのことが好きで……その」 小町「兄を取られたくない妹の意地みたいなものだから」 小町「後は…お兄ちゃんが傷つくのをみたくないってのもあるかも」 八幡「じゃあ平塚先生に嘘を吹き込んだのも」 小町「小町だよ、小町がお願いしたの」 小町「奉仕部にお兄ちゃんが入らないようにするため」 八幡「……小町」 小町「……お兄ちゃんは気づいてないかもしれないけどさ」 小町「実は今までお兄ちゃんに近づく女の子は全部小町が潰してたんだよ?」 小町「ほとんどの女の子はいたずら目的だったから良いんだけどね」 小町「まあ中には本気でお兄ちゃんを好きな子もいたのかもしれないけどさ」 小町「とにかく、そのおかげでお兄ちゃんは今までフラれたこと一つないでしょ?」 八幡「確かに……そういえば……」 小町「全部小町のおかげなんだよ」 八幡「そうだったのか…」 小町「だからお兄ちゃんがあの小説を書き出したときは驚いたよ」 小町「そりゃ最初はただの妄想だと思ってたんだけど……」 小町「事故のときの犬の飼い主、さんだってお兄ちゃんは知らないはずなのに……それを小説に書いてるんだもん」 小町「おまけに小町の行動がなんというか…リアルっぽくて」 八幡「あの小説が真実だっていうのか」 小町「多分小町が変に介入しなかったら……ああなってたのかも」 八幡「中学での辛い経験が俺をあんなエリートぼっちにするのか……」 小町「多分ね……」 小町「だから小町は奉仕部を阻止したりさんを遠ざけたんだよ」 小町「お兄ちゃんが他の女の子と仲良くならないようにね」 小町「小町意外と仲良くなったら…お兄ちゃんはきっと傷つくことになると思うから」 小町「でもそれもここ数日で全部無駄になっちゃった」 小町「やっぱり世界は正しい方向に修正されちゃうのかな」 八幡「きゅ、急にSFっぽいこと言うなよ……」 八幡「まあ小説のこともあるし…否定はできないが」 小町「全部バレちゃったし……もういいよ」 小町「小町はもう邪魔しないから」 小町「お兄ちゃんはさんや雪ノ下さんとでも付き合うと良いよ」 小町「まあ今のお兄ちゃんじゃ雪ノ下さんは荷が重いかもしれないけどさ」 小町「でもお兄ちゃんなら大丈夫。 小町が大好きなお兄ちゃんだし」 小町「でもさ……できれば」 小町「できればでいいの。 他の誰かと付き合っても…小町を嫌いにならないでくれると嬉しいな」 小町「今更こんなお願い……都合が良すぎるかな?」 八幡「実は俺……小町のこと……好きだ」 小町「え?」 八幡「なんてな、冗談だ」 小町「び、びっくりさせないでよ」 八幡「お前だって数日前に押し倒しても良いとか嘘ついたじゃねーか」 小町「いや……あれは本音だったり……するかも……」 八幡「……じゃあ小町フラグは?」 小町「……立ってる」 八幡「なら俺の答えは決まってる」 八幡「小町、おまえが好きだ」 小町「ほ、本気なの……?小町こんなに嫌な子なのに?」 八幡「んなこと言われても……俺視点から見れば最高の妹だしな……」 小町「お兄ちゃん……ありがと」 八幡「別に…大したことじゃない」 小町「……小町的ポイント高いよ、今のお兄ちゃん」 八幡「惚れちゃいそうなぐらいか?」 小町「もう惚れてる」 八幡「そうだったな」 小町「…じゃあ話も終わったし、晩ご飯しよっか」 八幡「おう……と、その前にに謝罪だからな。 迷惑かけたんだし」 小町「分かってるって…もう」 小町「ほんとにお兄ちゃんは変なとこだけはしっかりしてるんだから」 八幡「いろいろ間違ってる妹に言われたくねーよ」 小町「そ、それもそうだね……」 八幡「まっ、そんな小町が可愛いんだけどな」 小町「お兄ちゃん…小町ポイントしちゃいそうだよ……」 八幡「そりゃ良かったな……ほら電話繋がったぞ」 小町「うん…小町ちゃんと謝るね」 八幡「じゃあしっかりな。 俺は部屋に戻るから」 ガチャ 八幡「…………」 八幡「やはり俺の妹はどこか間違っている……ってところか」 終 元スレ 小町「……俺ガイル?なにこれ」八幡「あっ」.

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