授乳 痛み止め。 母乳育児中の鎮痛薬服用

授乳中の湿布は母乳に影響する?授乳中の腱鞘炎・腰痛・肩こり対策

授乳 痛み止め

妊娠初期はお腹の赤ちゃんのエックス線に対する感受性が高いので注意が必要ですが、妊娠15週以降のお腹の赤ちゃんは器官形成が終わっているので、レントゲン被爆の影響を受けることはほとんどないと考えられています。 歯科用レントゲンはお腹に直接エックス線が当たることはありませんし、さらに防護用の鉛エプロンを必ず着用していただきますので問題はまずありません。 しかしながら、レントゲン撮影による診断が不可欠な場合以外は、お母さんの精神的不安を回避する為、妊娠中のレントゲン被爆は無いにこしたことはありません。 妊娠の可能性がある場合でも、歯科医師に相談してください。 【痛み止め】 現在最も安全な痛み止めはカロナール(アセトアミノフェン)と言われています。 催奇形成や機能障害等と関連しないとの疫学的調査があります。 また、ソランタール(塩基性痛み止め)は胎児へ移行しにくいため、比較的安心して使用できます。 妊娠全期を通じてボルタレン錠、妊娠末期のロキソニン錠は使用禁忌とされています。 【抗生物質】 ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系は胎児毒性は認められないといわれています。 第一選択薬・セフゾン(セフェム系)は 抗菌力、耐性や大規模な疫学調査の結果ほぼ安全性が確立しています。 ペニシリン系に比べて臍帯や乳汁中に分泌されにくく、胎児や乳児への移行が少ないという特徴があります。 第二選択薬・クラリス(マクロライド系)は米国小児科学会などの報告によると危険性が低いといわれています。 【うがい薬、口内炎軟膏、フッ素、キシリトール】 これらの薬で短期間の使用であれば問題となることはまずありません。 ただし、 イソジン(ヨード)は長期の使用は控えたほうがよいでしょう。 出産後には積極的な歯科治療(特にレントゲン撮影、歯の麻酔など)が可能になります。 しかし、 授乳中のお母さんは少し注意が必要な場合があります。 ほとんどの薬剤は母乳にも移行するため、特に代謝機能が未成熟な生後3ヶ月ぐらいまでの乳児の場合、授乳も2,3時間おきで頻回であることもあり、妊娠中と同様な対応が望ましいとされています。 大半の薬剤は服用後、約2時間をピークとして母乳中へわずかに移行しますが、5,6時間後にはその半分以下まで急速に減少します。 かりにピーク時の母乳100mlを赤ちゃんが飲んだとしても、これはお母さんへの投与量の0.1%以下、通常の乳児への投与量でも1%以下でしかありません。 また、お子様が3ヶ月を過ぎますと代謝機能もしっかりとしてきますので、歯科の薬剤に関しては、母乳中の薬の影響はまず心配ないと思われます。 それでも気になる場合は、歯の麻酔を必要とする治療の際、まず授乳をすませてから来院してください。 薬を服用する際、まず授乳をすませてから薬をお飲みください。 次の授乳時には母乳をあらかじめ搾乳しておいていただくか、人工乳を与えてください。 その次の授乳の時には普通に与えてくださっても、心配は少ないと思います。

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妊娠・授乳時の薬の適正利用について

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1.ボルタレンとロキソニンはどこが違う? 1-1. 成分の違い ボルタレンはジクロフェナクナトリウム、ロキソニンにはロキソプロフェンナトリウムという成分が入っています。 両薬剤は名前も化学構造式も異なりますが、どちらも抗炎症薬です。 因みに、炎症を抑える薬として、非常に有名なステロイド剤(副腎皮質ホルモン)があります。 ボルタレンやロキソニンも抗炎症作用を持っていますが、ステロイド剤ではないため、「非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)」と呼ばれています。 炎症を抑えるだけでなく、熱を下げ、痛みを抑える働きもあります。 非ステロイド抗炎薬は、さらに化学構造式ごとに細かく分類されます。 ボルタレンとロキソニンは化学構造式が異なるため、分類されるグループが異なります。 ボルタレン:フェニル酢酸系 ロキソニン:プロピオン酸系 この両薬剤の異なる化学構造式はそのまま、効果の強さとか即効性などの違いに影響してきます。 1-2. 即効性、持続性などの違い それぞれの添付文書を参考にしています。 但し、効き出す時間とか持続時間などは個体差(肝臓、腎臓などの状態)の影響を受けやすいため、それらの時間は表示していません。 とはいえ、最高血中濃度や半減期などからおおよその時間の推定は可能で、これらの数字はその薬の設計に重要な資料の一つとなっています。 半減期が長いほど、薬剤が体内に残っている時間が長いことになるため、持続性がある、持続時間が長いということになります。 ボルタレンとロキソニンの半減期の差がほとんどなく、持続時間はほぼ同程度ということになります。 ただ、両薬剤の添付文書にある投与後の血中濃度の推移のグラフを比較しますと、若干、ボルタレンの方の持続時間が長いように見受けられます。 同じ薬でもよく効いた人と効かなかった人がいます。 効果の強さは添付文書だけの情報ではわかりにくいものがありますが、医師の治療経験、その他の資料などから、ボルタレンの方の効果が強いようです。 色々ある非ステロイド抗炎症薬の中では、ボルタレンが一番強力な効果をもっているといわれています。 また、後述しますが、ボルタレンの副作用の方が強いという面からも効果が強いと推定することができます。 ただ、最近は製剤技術の進歩もあり、副作用が少なくて効果が良い薬がどんどん、開発されていることも事実です。 では、ボルタレンとロキソニンの副作用について検討してみましょう。 両薬剤共、同じような効果を持った薬で副作用も似ているのですか、若干の違いはあります。 1-3. 副作用の違い ボルタレンとロキソニンの添付文書を比較しますと、全体的な副作用の出現率に違いがみられます。 ボルタレン:総症例35. 653件中、副作用例2. 794件:7. 71% ロキソニン:総症例13. 486件中、副作用例409件:3. 03% 上記の数字から見ると、全体的にボルタレンの方の副作用出現率が高くなっています。 色々な副作用の症状がある中で、ボルタレンもロキソニンも消化器障害が一番、多くなっています。 下記を見ますと、消化器障害についてもボルタレンの方が副作用出現率が高くなっています。 ボルタレン:6. 63% ロキソニン:2. 剤形(薬の形)の違い ボルタレンもロキソニンも飲み薬だけでなく、貼り薬など多種の剤形が存在しています。 痛みを抑える作用のメカニズム 炎症が起きようとする部位には、炎症物質であるプロスタグランジン(以後PG)が分泌されます。 ボルタレンもロキソニンもPGができないようにすることで、痛みを抑えたり、熱を下げたりします。 PGはアラキドン酸にシクロオキシゲナーゼという酵素が働き、生成されます。 ちなみに、どの非ステロイド抗炎症薬も程度の差こそあれ、副作用に胃障害があると、必ず言われます。 その理由はPGの生成を抑制するところにあります。 PGは胃酸の分泌を抑制し、胃粘膜を保護する働きを持っています。 そのため、非ステロイド抗炎症薬を飲むと、痛みや熱は改善されるかわりにPG減少による胃障害がおきやすくなります。 2-2. 基本的な服用の注意点 ・痛み止めの薬はその病気を治すものではなく、発現した症状を抑える薬であることを理解しておきましょう。 ・高齢者は生理機能低下があるため、副作用出現を極力、抑えられるよう少量から始めるなどの工夫をしてみます。 ・妊娠中や授乳中に飲むのは安全性が確立されていないため、その危険性を上回るほどの有益な結果が得られる場合に限って服用しますが、医師が判断しますので妊婦さんは自己判断では飲まないようにしなければいけません。 (ロキソニン:長期による非ステロイド抗炎症薬は一時的な不妊が認められたという報告があります) ・小児以下は安全性が確立されていないので、飲まないようにしましょう。 特にウイルス性疾患(たとえば、インフルエンザ)の時に服用すると、脳症(たとえば、インフルエンザ脳症)になりやすくなります。 飲む飲まないの判断は医師にゆだねます。 ドラッグストアなどで小児用の風邪薬や痛み止めを購入する時は、「アセトアミノフェン」入りの製品を選択しましょう。 2-3. 併用の可否 ボルタレン、ロキソニン、どちらの添付文書にも「他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい」と掲載されています。 従って、ボルタレンとロキソニンの併用はもちろん、それ以外の非ステロイド抗炎症薬との併用もしないようにしましょう。 3.ボルタレンとロキソニンの市販品について ロキソニンの飲み薬は、医療用と同レベルのものが第一類医薬品(薬剤師の対面販売が義務付けられる)の枠内で購入できます。 一方のボルタレンの飲み薬は一切、市販品はありません。 貼り薬はあります。 また、貼り薬などの外用剤においては、ボルタレンとロキソニンの取り扱いは違います。 市販のボルタレンシリーズの貼り薬などの外用剤は第二類医薬品で、ロキソニンSシリーズの外用剤は要指導医薬品です。 要指導医薬品は、医療用から市販品になって間もない医薬品や劇薬のことです。 市販品としての安全性の確認がまだはっきりとされていないため、三年間の販売中、安全性に問題なければ、一般医薬品への販売が可能になります。 要指導医薬品のネット販売はされていません。 ちなみに第一類医薬品はネット販売されています。 4.まとめ ボルタレンやロキソニンに限らず、飲み薬から貼り薬、塗り薬まで非常に多くの非ステロイド抗炎症薬が市場に出回っています。 便宜性が向上していく分、安全性確保が脅かされています。 特に高齢者、妊娠、授乳中の人に対する使用警告、一般の併用警告は非常に重要なことで、服用上の注意喚起を行うことは薬剤師の責務だと感じています。

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【Q&A】歯が痛い時に授乳中でも飲める鎮痛剤を教えてください[No14669]

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抗菌薬(抗生物質)歯科を受診したところ、抗生物質を処方するので授乳をやめてくださいといわれました。 授乳は中止した方がよいですか?• 歯科治療ではペニシリン系やセフェム系の抗菌薬が処方されることが多いかと思います。 これらのお薬は赤ちゃんの治療でも必要に応じて使用されます。 個々のお薬で母乳移行量を調べられた報告などから推測すると、母乳から赤ちゃんが摂取する薬の量は赤ちゃん自身の治療量よりもずっと少なくなることがわかっています。 これらのグループの抗菌薬を授乳中に使用することは問題ないと考えられます。 当センターの授乳電話相談で特に相談の多いセフェム系の抗菌薬であるセフカペンピボキシルやセフジトレンピボキシルは母乳移行量を調べた報告がないため【授乳中安全に使用できると考えられる薬】の表には記載していません。 しかし、これらのお薬をお母さんが短期間使用しても、問題になる可能性は低いと考えられます。 鎮痛薬・シップ薬腰痛で痛み止めの湿布を貼りたいのですが、授乳中の赤ちゃんに影響しますか?• 湿布薬や痛み止めの軟膏の一般的な使用は、のみぐすりと比べてお母さん自身の血液中に吸収される量が非常に少なくなります。 母乳移行する薬の量はさらに少なく、ごくわずかですので、湿布薬の一般的な授乳中使用が赤ちゃんに影響する可能性は低いと考えられます。 抗アレルギー薬・点眼薬、点鼻薬花粉症で点眼薬と点鼻薬を使いたいと考えています。 また、のみぐすりはどうでしょうか?• アレルギーの点眼薬や点鼻薬には抗ヒスタミン薬が含まれるもの、ステロイドが含まれるものなどがありますが、薬の添付文書などによるといずれの成分もお母さん自身の血液中に吸収される量が非常に少なくなります。 母乳移行する薬の量はさらに少なく、ごくわずかですので、点眼薬や点鼻薬の授乳中使用が赤ちゃんに影響する可能性は低いと考えられます。 のみぐすりで使用される抗ヒスタミン薬の中には、母乳移行を調べて少なかったと報告されているものもあります。 【】の表にも記載しておりますので、ご参照ください。 緑内障治療薬・点眼薬眼圧が上がってきたので点眼での治療が必要といわれました。 現在授乳中ですが、薬の説明書をみると心配です。 どうすればよいでしょうか?• 緑内障治療のための点眼薬にはたくさんの種類がありますが、いずれの添付文書にも〝授乳を避けること〟と記載されています。 そのため、治療を受けるべきか、断乳するべきかと悩まれるお母さんも多いかと思います。 実際には点眼薬の使用では、お母さんの血液中に吸収される薬の量は非常に少なくなります。 母乳移行する薬の量はさらに少なく、ごくわずかになります。 これまでの報告からも、お母さんの点眼薬の授乳中使用が赤ちゃんに問題を起こす可能性は低いと考えられます。 リスクベネフィットを主治医と十分に話し合った上で治療を決定し、緑内障の病状が進行しないようにすることが大切です。 喘息治療薬・吸入薬風邪をひくと喘息症状がでやすいです。 授乳中でも吸入薬は使えますか?• 薬の添付文書などによるといずれの成分もお母さん自身の血液中に吸収される量が非常に少なくなります。 母乳移行する薬の量はさらに少なく、ごくわずかですので、吸入薬の授乳中使用が赤ちゃんに影響する可能性は低いと考えられます。 皮膚科用剤・軟膏(ステロイド)アトピーでステロイドの軟膏を使いたいのですが、授乳中には問題になりますか?使ってはいけない部位などはありますか?• 軟膏などの外用薬の局所的な使用ではお母さん自身の血液中に吸収される薬の量が非常に少ないために、母乳中へ移行する薬の量はごくわずかです。 軟膏やクリームなど、外用薬の通常量の授乳中使用が赤ちゃんに影響する可能性は低いと考えられます。 乳頭や乳頭周囲に塗る必要がある場合には、赤ちゃんの口に入らないように授乳時にガーゼなどでふきとってから授乳するとよいでしょう。 インフルエンザワクチン授乳中にインフルエンザの予防接種をしてもよいですか?• インフルエンザワクチンは不活化ワクチンで、ワクチンの成分による感染をおこすことはなく、授乳中に不活化ワクチンを接種しても赤ちゃんに悪い影響をあたえることはありません。 むしろ、授乳中はお母さんのインフルエンザ感染を予防することが大切であり、予防接種をうけることが勧められます。 抗インフルエンザ薬インフルエンザの治療薬は授乳中にも使えますか?• 授乳中の使用が問題になる可能性は低いと考えられます。 ただし、授乳中の接触による赤ちゃんのインフルエンザ感染については注意が必要です。 厚生労働省の新型インフルエンザ対策のページもご参照ください。

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